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令和4年1月31日(月)
笑われて,笑われて,つよくなる
『人間失格』や『走れメロス』などで知られる小説家の太宰治さんは,波乱万丈(はらんばんじょう)の人生を送ってきました。彼が存命(ぞんめい)の際,生きている間は周りの人から軽蔑(けいべつ)され,後ろ指をさされることがあったそうです。そんな彼が残した「笑われて,笑われて,つよくなる」という言葉は真に迫るものがあります。
誰でも他人に笑われるのは気持ちのよいものではありません。しかし,なぜ笑われてしまったのかを考え,自身の成長につなげていくことができれば笑われたこともプラスになることでしょう。
「笑われて,笑われて,つよくなる」との言葉には「笑われるの恐れて,他人まかせの生き方をしてはいけない。笑われて成長することもあれば,あえて笑われる道を選ぶことだってあるはずだ」というメッセージがあるのかも知れません。
さて,人気グループ「SEKAI NO OWARI」の歌に「サザンカ」という曲があります。その中に,
夢を追う君へ
思い出して つまずいたなら
いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃない
という歌詞があります。たとえ,人から笑われることがあっても,それはそれでいいのではないでしょうか。人を笑うより,笑われる方がずっといいと思いますし,笑われることで強くなれるのですから。

令和4年1月27日(木)
新型コロナによる人権侵害はしてはなりません
 新型コロナウイルス感染症の重篤化防止が期待されるワクチンですが,接種は強制ではなく,あくまでも任意です。接種を受けない人には,持病やアレルギーが様々な理由から接種できない方もいます。ですから,ワクチンを接種していない人に対して,接種の強制や差別,仲間外れなどをすることなどがないようにしましょう。
 また,感染の不安などから,感染された方々やその家族をはじめ,医療関係者,外国人の方々,また,私たちの日々の生活を支えてくださる事業者や施設や店舗の方々などに対する,偏見や差別,誹謗中傷なども見受けられます。さらには,インターネット上での心ない言動などもあるようです。
 差別や誹謗中傷は決して許されないことです。新型コロナに限らず絶対に差別や誹謗中傷をしてはなりません。感染者を非難したり特定するような行為,個人情報をインターネット・SNSに載せたり,これらの情報をむやみに拡散することなども許されません。
 新型コロナウイルス感染症に関して,いろいろな情報が飛び交っていますが,中には正確でなく事実とは異なる場合もあります。
 このような情報に惑わされることなく,厚生労働省や志布志市などの公的機関が提供している正しい情報に基づき,人権に配慮した冷静な行動をとってください。
 新型コロナウイルス感染症は,誰にでも感染しうる病気です。目には見えないウイルスに不安や恐れを感じることもあるでしょうが,一人ひとりがお互いを思いやり,支えあうことが大切です。
 立ち向かうべき相手はウイルスであって人ではありません。
 それぞれの立場で今できることをしながら,協力し合っていきましょう!

令和4年1月26日(水)
聞くは一時(いっとき)の恥聞かぬは一生の恥
 「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」は,「自分が知らないことを人に聞くとき,その瞬間は恥ずかしい思いをするものです。しかし,聞かなければ一生恥ずかしい思いをすることになってしまうものです。」という意味です。
 つまり,知らないことを人から学ぶことを怠り,知らないままにしておいたり,知ったかぶりをしたりするというのは,人生においてとても恥ずかしく愚かなことだということです。
 もし,知らないことがあったとしたら,知らないままにしておいてはいけません。少し恥をかいてしまうと感じるのかも知れませんが,知識を得た方が自分のためになるのですから。
 「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ですよ。