令和4年2月28日(月)
学校は知識を使って考える力を養うところです
皆さんは,自分がなぜ学校に行くのか考えたことはありますか。社会生活を送るために,最低限必要な知識を身につけるため,人間関係をつくるため,社会との接点をもつためなど,いろいろと思いつくことでしょう。どれも正解だと思います。
単に高校をはじめ上級学校に進みたいからとか,行かないとまわりの目が気になるから,といった理由もあるかもしれません。その目的を達成するために必要な行動をするのは,理(り)に適っ(かなっ)ています。
私は,学校はひと言で言うと,広い意味での知識と,その知識をどう使えばいいのかを勉強する場所だと思っています。
美味しい料理がつくれる料理人でも,最初は本を見たり,人に教えてもらってレシピを覚えるところから始めたはずです。学校に通うのも同じことで,美味しい人生を送るための「知識や考える力」を養うレシピを教わりに行くのです。
勉強は,人生でどんな役に立つのでしょうか。例えば,皆さんは学校で漢字を学んでいますが,知らない町に行ったときでも,案内板をきちんと読めますよね。これは漢字を学んだからです。
それに,知識が増えたら,それだけ自分ができる仕事が増えますよね。外国語を身につけたら,外国の方が大勢やってくるイベントが行われたときも,通訳やガイドなど,仕事の幅が広がります。
専門のことであろうが,専門外のことであろうが,要するに物事を自分の頭で考え,自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため,学ぶのです。そのために勉強するのです。
月: 2022年2月
明日へ
令和4年2月25日(金)
明日へ
今日は富岡(とみおか)博志(ひろし)さん作詞・作曲の「明日へ」の歌詞を紹介します。
この「明日へ」の歌詞は,1年生の道徳の教科書の巻末(かんまつ)でも紹介されています。
青い風に 吹かれて
明日(を)思う ぼくらがいる
遙か(はるか)な風を 受けて
心ふるえ 熱く燃える
どこまで行けるか わからないけど
ぼくらは走り出す 明日へ
そうさ
果てなく続く道を行く ぼくら
向かい風の時も 嵐の夜も
ぼくらのことを 何かが呼ぶから
まだ見ぬ明日へと 走って行くよ
昇る朝陽(あさひ) 見つめて
今を走る ぼくらがいる
たとえ どんな時でも
燃える想い 忘れないよ
孤独(こどく)や不安を 乗り越えて
ぼくらは大人に なってゆく
遙か時の流れを越えて行く ぼくら
苦しいこともある 傷つくことも
だけど「遠く!高く!」 心が叫ぶから
行く手を恐れずに 走って行くよ
ぼくら
どこまで行けば 辿り着けるだろう
何が待つのかさえ わからないけど
きっと行くよ 辿り着い(たどりつい)てみせるよ
輝く明日へと 走って行くよ
天才とは努力する凡才のことである
令和4年2月24日(木)
天才とは努力する凡才のことである。
この言葉は,ドイツ生まれの物理学者であるアルバート・アインシュタインの言葉です。
アインシュタインは,天才とは特別なものではないということを「天才とは努力する凡才のことである」と言い表しています。皆さんの中に,今天才と言われる人はいないのかも知れません。しかしながら,努力を忘れなければいつか天才と呼ばれる時が来るかも知れません。皆さんが自分自身を励ます時にこの言葉を覚えておき,口に出してもらいたいと思います。
そうは言っても,人間は怠けてしまう生き物です。実は,努力を続けることはとても困難を伴い,苦しいものです。その困難や苦しさを乗り越え,誰よりも努力した結果,成功すると思うのです。つまり,成功した人は何かに恵まれていたわけではなく,誰よりも努力したからでもあるといえます。
もちろん,生まれ持った才能や環境も人に大きな影響を与えるものです。しかし,そんな差など,努力の差によって生まれる結果に比べたら小さいものです。
アインシュタインは,『誰よりも努力できること,それが天才と呼ばれる人の資質である』とも言っています。