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 昨日は,『歌声は,つながる』という言葉を『歌声が3年生から2年生へ,そして1年生へと伝統としてつながる。引き継がれる』という意味で紹介をしました。
 今日の合唱コンクールでは,3年生は3年間培ってきた学級の力,学年の力を是非,1.2年生に見せつけてあげてほしいと思います。また,2年生は,中学校生活1年間で身に付けた学ぶ力を1年生に,そして,1年生は,中学校へ入学してから3か月間で成長した姿を先輩や先生方,保護者の方々に見せてほしいと思います。
 それぞれの学級・学年が歌に思いを乗せて,課題曲と自由曲を歌い上げることができれば,必ず『歌声響く志布志中学校』という新たな伝統が創られ,伝統として後輩に引き継がれていくはずです。君たちの歌声を君たちの勇姿を心から期待しています。
 実は,『歌声は,つながる』にはもう一つ大きな意味があります。それは,声の質も声の高さも声量も異なる君たちが合唱曲を創り上げることによって,一人ひとりの歌声が君たちの心を繋ぎ,目には見えない学級という大きな心の輪を創り上げてくれるのです。
 各学級では,合唱コンクールを迎えるまでに様々な葛藤があったことだと思いますが,互いの心のぶつかりが互いの心を結ぶ接着剤にもなっているのです。
 今日は,合唱コンクールという舞台の上で目には見えない大きな学級力を全ての学級が見せてくれることを心から期待しています。

『中学生の合唱は,とても素晴らしかったです。女子と男子どちらも素晴らしかったのですが,私は,特に女子の高い歌声が素晴らしいと思いました。とても感動しました。すごくみんな口が開いていて,音楽にもみんな乗っていて指揮者もピアノの人もすごく合っていたし,みんなの声が会場中にひびいていて,すごくきれいでした。また聴いてみたいと思いました。』
 この感想は,小学生が中学校の合唱を聞いた時の感想の一部です。小学生から見ると中学生の合唱は,憧れであり,大きな目標でもあることがよく分かる感想です。
 合唱コンクールがいよいよ明日に迫ってきましたが,学級の気持ちは一つになりましたか。求める合唱を創り上げることができましたか。
 学級の心がそろうと歌声がそろうと言われます。逆に歌声をそろえると心もそろうと言われます。明日,本番を迎え,舞台に上がる前に学級の心をそろえておくと,舞台に上がっても心がみだれたり,不安になったりすることはありません。舞台に上がる前に友だちが緊張したり,不安そうにしていたら,そおっと「大丈夫。大丈夫」と支えてあげてください。するときっと,本番は心がそろい,歌声もそろうと思います。
 『歌声は,つながる』という言葉があります。君たちが明日会場で創り上げる『歌声』は,必ず志布志中学校の新たな伝統として下級生に,そしてやがて入学する後輩たちへとつながっていくことだと思います。
 君たちが,心を一つにして明日舞台に上がり,素晴らしい合唱と学級のまとまりを創り上げてくれることを心から期待しています。