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笑われて,笑われて,つよくなる

令和4年1月31日(月)
笑われて,笑われて,つよくなる
『人間失格』や『走れメロス』などで知られる小説家の太宰治さんは,波乱万丈(はらんばんじょう)の人生を送ってきました。彼が存命(ぞんめい)の際,生きている間は周りの人から軽蔑(けいべつ)され,後ろ指をさされることがあったそうです。そんな彼が残した「笑われて,笑われて,つよくなる」という言葉は真に迫るものがあります。
誰でも他人に笑われるのは気持ちのよいものではありません。しかし,なぜ笑われてしまったのかを考え,自身の成長につなげていくことができれば笑われたこともプラスになることでしょう。
「笑われて,笑われて,つよくなる」との言葉には「笑われるの恐れて,他人まかせの生き方をしてはいけない。笑われて成長することもあれば,あえて笑われる道を選ぶことだってあるはずだ」というメッセージがあるのかも知れません。
さて,人気グループ「SEKAI NO OWARI」の歌に「サザンカ」という曲があります。その中に,
夢を追う君へ
思い出して つまずいたなら
いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃない
という歌詞があります。たとえ,人から笑われることがあっても,それはそれでいいのではないでしょうか。人を笑うより,笑われる方がずっといいと思いますし,笑われることで強くなれるのですから。