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令和3年5月28日(金)
「授業の後,動かない生徒の話」
これは,性格も明るく,クラスの人気者だった,そして部活動ではキャプテンをしていた生徒の話です。
この生徒は,授業が終わって3分間,じっと机から動きません。今日学習した教科書とノートを見返して,バッチリ復習していたのです。これが毎時間のことですから,素晴らしい取り組みだと思います。他の友だちはみんな,授業の終わりのチャイムで,いっせいに席を離れます。そして,ワイワイガヤガヤとおしゃべりです。その雰囲気の中での3分間ですから,たいしたものです。とても勇気が要ると思います。
授業後の3分間は,家に帰って復習する30分と同じ効力(こうりょく)があると聞いたことがあります。
皆さんも,是非勇気を持って,授業後3分間動かず取り組んでみませんか。

令和3年5月27日(木)
「おかげさまで」
「おかげさまで」という言葉はよく知られていますよね。
「おかげさまで,試験に合格できました」など,「おかげさま」という言葉は誰かに感謝をするときに使う言葉です。「おかげさま」漢字にすると「お陰様」。陰とは隠れて見えないもののことを表しています。「隠れて見えないものの力がはたらいた」ことを,「お陰」という言葉で表現しています。試験に向けて勉強しているときに,勉強の仕方を教えてくれた人は,どうやったら,分かりやすく教えられるか?教える本人には見えないところで努力もしているでしょう。いざ試験となれば,合格して欲しいという気持ちが願いとなるものです。
自分の味方になってくれる存在を多く感じられるほど,「お陰様」と思う気持ちは大きくなっていきます。自分の味方になってくれる人,協力してくれる人が居ると感じるだけで,心強く,進むべき方向を見失わずに努力を続けていけるものです。これは目に見えるものではなく感じるものです。
何か目標を達成したときには,どれくらいの「お陰」が助けてくれたのかをしっかり感じるよう「お陰様で」と感謝をする気持ちを,大事にしていきましょう。
「私は大丈夫,OKなんだ」という自己肯定を身に付けて,周りの人たちと「私もOK,あなたもOK」の相互で肯定し合える関係を増やしていきましょう。

令和3年5月26日(水)
「スーパームーン」
 26日水曜のお月様はとても貴重な満月です。26日水曜の夜,昇ってくる月は満月です。そして,26日の満月には,複数の特徴があります。
 まず,皆既(かいき)月食(げっしょく)が起こるということです。皆既月食は,太陽と地球と月が一直線に並び,満月が,地球の影に完全に覆われる現象です。月の出の時間は,場所によって少しずつ違います。九州では,月が欠けた状態のまま昇ってきます。関東や東北では月が地球の影に完全に覆われる皆既月食です。この地球の陰に完全に覆われる皆既月食が日本で見られるのは,およそ3年ぶりです。
 皆既月食の間の月は,見えなくなるのではなく,太陽光の中の赤い光が地球の大気で屈折して月を照らすため,赤黒い色に見えるということです。
 そしてさらに,26日水曜の満月は,2021年で地球に最も近い満月です。そのため,最も大きく見えることから,「スーパームーン」とも呼ばれます。ちなみに,2021年で最も遠い満月は,12月19日です。「最も近い満月」と「最も遠い満月」を,実際に並べることはできませんが,地球に「最も近い満月」は,「最も遠い満月」に比べて,視直径が約14パーセント大きく,約30パーセント明るく見えるそうです。
 国立天文台の山岡均(やまおか ひとし)准教授は「観察しやすい時間帯なので,天気がよければ南東の空が開けた場所で簡単に見ることができます。宇宙の面白さに触れるきっかけにして欲しいと思います」と話していました。
 しかし,今日の日中は天気がいいのですが,夕方から夜にかけて曇り,雨が降るかも知れません。雨天になれば,せっかくの「スーパームーン」を観察することが難しいですが,晴れている他の地方のニュースなどを見て,宇宙のロマンを感じてもらうことを期待しています。