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令和3年6月2日(水)
期末テスト2週間前
 期末テストまで2週間となりました。期末テスト対策に取り組み始めていますか?まず皆さんがやるべきことは,テスト勉強の時間を確保し,実際に取り組むことです。
 ずばり,2週間前から始めるのが効果的です。テスト対策としてやるべきことを考えると少なくとも2週間は必要なのです。実際に中間テスト,期末テストで確実に高得点をとる成績のいい人の多くは,テスト勉強に2週間かけています。
 しかし,部活動が,活動停止になるのは1週間前です。部活動に入っている人はテスト勉強と部活動の期間が重なってしまうことになりますが,それは仕方が無いことですし,多くの中学生が同じ状況なのです。2週間前からテスト勉強を始められるように,自分の部屋や机の上の片付けやプリント類の整理をするように心掛けておきましょう。
しかし,既に2週間前なのです。テスト前という特別なときですから,部活動があっても家庭での勉強時間を1日3時間は確保しましょう。
 夕食前やお風呂の前などのすき間時間を見つけて,積み重ねていくとかなりの時間を作ることができます。そのなかでも,夕食前は漢字の学習,お風呂の前には教科書ワークに取り組むなど,学習内容も決めておくのも良いでしょう。特に,たくさん時間をとれる土曜日・日曜日を大切に活用しましょう。
 先ほど,テスト勉強は2週間必要とお伝えしました。最初の1週目に5教科の全体を一度勉強し,直前の1週間は苦手な単元やできなかった問題の確認などをする。さらに,部活動が活動停止になりますので,4教科の復習にも取り組む。このように勉強を進めることで,点数を取りやすくなります。
 しかしながら,テスト前2週間だけ勉強すれば高い点数がとれるようになるわけではありません。日常的に毎日の学習で確実に理解をしていくことが重要です。宿題をするのは当たり前のこととして,普段からコツコツと,予習・復習にも取り組みましょう。

令和3年6月1日(火)
家でほとんど勉強していない人へのアドバイス
 今まであまり家で勉強していない人は,どうすれば勉強できるのでしょう。勉強する習慣がない人は,やらなければならないことや優先順位など分からないものです。ですから,とりあえず勉強する時間を決めて固定することです。それは,運動をしたことがない人に,「フルマラソンを完走しなさい」というのと同じかも知れないからです。
 運動したことがない人は,まず歩くことから始めます。そして,それを毎日続け,少しずつ負荷を増やしていくのです。勉強もそれと同じで,毎日少しずつコツコツ勉強を習慣化することで,勉強の基礎体力を付けるのです。
 それでは,勉強する時間をどうやって決めていくのでしょう。そのためには,自分が勉強できる最大時間を知ることからです。
① まず帰宅時間を固定します。
② 次に寝る時間を固定します。
③ 寝る時間から帰宅時間を引き,家で活動している時間を出します。
④ 夕食を食べる時間と,お風呂に入る時間の合計時間を出します。⑤ 家で活動している時間から,夕食とお風呂の時間を引き,勉強できる最大時間を出します。
 すると,皆さんが想像しているより多くの勉強できる時間があることに気づくでしょう。このように,まず物理的に勉強できる最大時間を知りましょう。そして,やろうと思えば,これだけ勉強できることを知りましょう。次にテレビや読書など,勉強しない時間を先に決め,残った時間を必ず勉強する時間に充てるのです。
 「えっ!2時間は遊びたい!」なんて人がいるかも知れません。でも,勉強できる時間から2時間の遊び時間を入れたとしても,残り時間は必ず勉強すると決めれば,数時間は勉強できますよね。
 このようにして,全く勉強しなかった人が勉強できるようになるはずです。

令和3年5月31日(月)
なんで自分で決めないの?
 これは,鬼滅の刃第53話「君は」の中のセリフです。炭(たん)治郎(じろう)がカナヲに言った言葉が「なんで自分で決めないの?」でした。
 胡蝶しのぶの屋敷での機能回復訓練が終わり,炭(たん)治郎(じろう)はお世話になった人へお礼を言って回りました。その中でしのぶの継子(けいし)であるカナヲに話しかけたのですが,まったく返答がありませんでした。炭(たん)治郎(じろう)が困惑していると,カナヲは突然コインを天に投げて手の甲に落とします。コインの表が出ると「さよなら」と言い,それきり感情が消えたように何も話しませんでした。
 炭(たん)治郎(じろう)がカナヲにその理由を聞くと,「指示されていないこと以外は自分で決めず,コインで決める」と返ってきました。それを聞いたとき,炭治郎がカナヲに言った言葉が
「なんで自分で決めないの?」
「カナヲはどうしたかった?」でした。
 鬼滅の刃では,このような,「自分はどうありたいのか」「あなたは何がしたいのか?」と自分の想いを問われるシーンが度々あります。主人公の炭(たん)治郎(じろう)は「自分のやりたいこと」言い換えるならば「内発的動機づけ」を象徴する存在として描かれています。
 皆さんも,自分の人生をコインの裏表などで決めることなく,自分の意志・気持ちで決定していきましょう。