Skip to content

 昨日,市内の高校の入学式に参加しました。今年3月に本校を巣立ったばかりの卒業生たちが緊張した表情で参加している様子を見ると,新しい制服を身に付けているだけですが,少し大人びて感じる事でした。
 高校の入学式では,校長先生が式辞で,「将来,社会を担う社会人として『挨拶ができる』『時間を守ることができる』『掃除ができる』という『凡事徹底』,つまり当たり前の事が当たり前にできる人間になってほしい。」という事を話されました。
 このように社会に直結する高校で,「時を守り,場を清め,礼を正す」ということが話されるという事は,社員を募集される会社の方々が「時間を守り,あいさつと清掃ができる」人材を求めていることを表しているのだと思います。
 今,1年生が入学し,立ち止まって挨拶する生徒や大きな声で挨拶する生徒が増え,校門周辺の雰囲気が大きく変わろうとしています。
 挨拶は,人に強要されてするものではありません。自分の気持ちを素直に表すものであり,心の成長を表現するものでもあります。自然に「おはようございます」「ありがとうございます」「こんにちは」「さようなら」という挨拶が,心から湧き出るようになった時に,初めて思春期の壁を打ち破り,大人へと一歩踏み出した証だと思います。
 「今,自分にできることがあれば,やってみよう。それが,明日の自分を創る」という言葉があります。今,変わろうとする雰囲気を一部の生徒,一部の学級,学年だけでなく全校に広げるために,今,できる事に挑戦してくれることを心から期待しています。

 始業式の挨拶の中で,新しい年度のはじめにあたって,社会生活を営む上でとても大切な事であり,常に周りから求められることとして昨年度に引き続き「時間を守り,あいさつと清掃ができる生徒になってほしい」という話をしました。
 すると,入学式を終えた後,保護者の方から「多くの中学生があいさつをしてくれてとてもうれしかった。」「生徒たちが,静かに式に臨める様子を見て,成長の姿を感じた」という言葉を頂き,とてもうれしく,心が温まる想いになりました。
 このことは,君たちが「時」や「場」に応じた態度ができるようになっている事,「時」や「場」に応じた挨拶ができるようになっている事,つまり当たり前の事が当たり前のように出来つつあることを地域の方々が感じ,認めてくださったという証しでもあります。
 今日から,本格的に様々な学習が始まっていきます。一人一人が「チーム志布志中」の一員として,志布志中学校の良さを保護者や地域の方々に広める役割を担っていることを自覚し,「時を守り,場を清め,礼を正す」等「当たり前のことが当たり前にできる」という校風を築いていってくれることを心から期待しています。

    平成30年度 1学期始業式「あいさつ」 
 おはようございます。13日間の春休みも終わり、いよいよ今日から新年度が始まります。
 今日、家を出る時に、誰が担任の先生になるんだろうか、誰と一緒の学級になるのかなど、一抹の不安と共に期待に胸を膨らませて、登校したのではないかと思います。ここから皆さんを見ますと、一人一人がそれぞれ決意を新たにして、始業式に臨んでいることが、その表情や姿に表れ、本当に頼もしく思います。
 さて、今日から1年生は2年生に、2年生は3年生に進級することになります。
 3年生は最上級生として、本校を代表する顔ともいうべき存在です。約10ヶ月後には、進路選択という人生の大きな岐路に差し掛かります。夢と希望と強い意志をもって、人生の岐路に立ちはだかる、大きな壁を乗り越えていってほしいと思います。
 さらに、学校行事、生徒会活動、部活動なども中心となって積極的に取り組んでください。
 2年生は、中堅学年として、思う存分、自分を磨き、充実した学校生活を送ってください。2年生は中だるみの学年と言われることがありますが、中学校の3年間はあっという間に過ぎます。志布志中生としての自覚と明確な目標をもって、自己の向上に努めるとともに、学校を活性化させるために、臆することなく活動してください。
 さて、新しい年度のはじめにあたって、今年、心掛けてほしいことを2つ話をします。1つ目は、「時間を守り、あいさつと清掃ができる生徒になってほしい」という事です。「時間を守る」事と「あいさつができる」事、「清掃ができる」事は、いつの時代でも、どこでも社会生活を営む上でとても大切な事であり、常に周りから求められることなのです。
 しかし、全校生徒100%の達成は、そう簡単なことではありません。本年度は、生徒会を中心として、現状に満足することなく、「時を守り、場を清め、礼を正す」実現へ向けて、様々な取組みに工夫を凝らし、チーム志布志中として取組んでほしいと考えています。
 2つ目は、「授業に全力で取り組んでほしい」ということです。勉強は、中学生の本分であり、仕事でもあります。やらなければいけないことであり、身につけなければいけないことでもあります。
 中学校3年間の地道な積上げが極めて大切になってきます。毎日の授業に集中して取組み、授業の中で身に付けなければならないことは、しっかりと授業の中で身に付けてください。後で何とかなると思ったら大間違いです。
 でも、授業の中だけでは理解が十分でないこともあります。そのような時は、即座に先生や友達に聞いて確実に理解するようにしてください。一度分かったこと、身に付けたことも時間が経つにつれて徐々に忘れていきます。誰でも忘れます。自然なことです。
 では、どうすればいいのか、皆さんは分かっているはずです。復習をするのです。家庭学習をするのです。是非とも、家庭学習の習慣化と充実を図ってください。必ず「やって良かった」と言う時が来ます。 今日は、「時間を守り、あいさつと清掃ができる生徒になろう」「授業に全力で取り組もう」という二つについて話をしました。
 平成30年度は、午後から入学式してくる1年生と共に先生方と協力して2つのことの実現へ向けて精一杯取り組んでください。
 皆さんの頑張りに期待して始業式の挨拶とします。