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令和3年5月25日(火)
本気で努力している人は格好いい
 「格好いい」とは何でしょう。格好いい人とは,どんな人なのでしょうか。
 私は「格好いい」とは「本気で努力する」ことだと感じています。皆さんが「格好いい」と思える人の中で,努力をしていない人はいないと思います。実際「格好いい」と思える人は,皆何かに本気で取り組んでいるはずです。スポーツ選手,芸術や学問を極めた人,芸能界で活躍する人など,本気で努力しているからこそ,みんなが格好いいと感じるのではないでしょうか。
 ですから,皆さんも努力することから逃げないでください。「自分が好きなことが見つかれば,努力できるのに・・・」とか「やりたくもないことに努力なんかできないよ」などと言わないでください。自分が好きなこと,やりたいことが見つからない人は,見つかるまで何もせず,嫌なことを避け,楽で簡単な人生を選ぶのですか?
 もし,楽で簡単な近道だと思って選んだ道が,後になってそれが遠回りだったということだって十分あり得ます。もし,好きなことだと思って始めても,予想以上に辛く(つらく)て,乗り越えられそうにないときはどうしますか?「これは本当は自分がやりたかったことではなかった」と言って逃げますか?避けますか?
 逃げることや避けることは格好悪いですよ。
 皆さん十代前半で努力する,頑張れるという能力を身につけていると,格好いいです。なぜなら,本気で努力できる人は格好いいですから。私は勉強,部活動,係活動などを通して,努力すること,頑張ることができる力を身につけて欲しいと願っています。
 皆さんは,これから乗り越えなければならない高い壁に必ずぶつかります。そのとき,壁を乗り越える「格好いい」皆さんを見ることを楽しみにしています。

令和3年5月24日(月)
「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えると,
人生はもっと素敵になる
 「ごめんなさい」はとても素敵な言葉です。自分の過ちを素直に認め,相手に謝罪(しゃざい)し,反省し,改善しようとする言葉です。
 しかし,この「ごめんなさい」が口癖(くちぐせ)のようになっている人はいませんか。謝りグセがついている人とも言えますが,「ごめんなさい」が口癖の人は謙虚(けんきょ)です。「とりあえず謝っとけ」というような,謝るということを軽く考えているような人ではありません。
 しかし,少々残念な人でもあります。必要以上に謝ってしまい,自分の価値を自分で下げてしまっているからです。
 「ごめんなさい」と言いそうになったら,それを「ありがとう」に言い換えられないか考えてみましょう。そして言い換えられるのなら,言い換えましょう。謝るのではなく相手に感謝するのです。
 「手間を取らせてしまいごめんなさい」ではなく「手間をかけてくれてありがとう」
 「お金を出させてしまってごめんなさい」ではなく「お金を出してくれてありがとう」
 「待たせてしまってごめんなさい」ではなく「待ってくれてありがとう」
 どうですか。何だか素敵に聞こえませんか?
 このように,相手が何かしてくれたときには「ごめんなさい」ではなく,できるだけ「ありがとう」と言いましょう。相手はあなたに謝らせるようなことをしたのではなく,あなたに良いことをしたのです。「ありがとう」と言うだけでも,相手との関係がより良くなります。相手はもっとあなたに何かしてあげたいと思うでしょうし,あなた自身も相手に何かお返ししたいと思えるでしょう。
 「ごめんなさい」と言ってしまうと,目の前にある小さな幸せに気づかないものです。しかし,「ありがとう」と言うと,目の前にある小さな幸せに気づくことができるようになります。

令和3年5月21日(金)
一流の人はトイレ掃除をしている
 芸能界ではビートたけしさんや和田アキ子さん,タモリさん,プロゴルファーの石川遼(りょう)選手,メジャーリーグシアトル・マリナーズの菊池雄星(ゆうせい)投手。そして,パナソニック(松下電器)創業者の松下幸之助(こうのすけ)さんやダスキン創業者の鈴木清一(せいいち)さんなど,一流の方々が大事にしているという習慣を知っていますか?
 それは「トイレ掃除」です。
 菊池雄星(ゆうせい)投手は,花巻東高校野球部に入部以来ずっとトイレ掃除をやり続けたといいます。トイレ掃除といっても素手で便器を磨くという徹底ぶりです。菊池投手を育てた佐々木監督は「嫌なことから逃げないでやることが精神を鍛える」とおっしゃっていました。そんなトイレ掃除を,菊池投手は笑顔で喜んで,進んで取り組んでいたということです。菊池投手は「自分が毎日使うのですから感謝しながら掃除して当然ですよね」と言っていました。
 また,イエローハット創業者の鍵山秀三郎(かぎやま ひでさぶろう)さんもトイレ掃除を習慣としている一人です。鍵山さんは,会社を創業したときは,なかなか売り上げが伸びなかったそうです。そこで,社内の掃除を社長自ら始めました。特にトイレは素手で念入りに磨くようにしました。それからしばらく経つと,一緒に掃除する社員も増え,社内の雰囲気は穏やかになり,会社の売り上げも伸びていったそうです。
 皆さんも,一流と言われる人の「トイレ掃除」に学びましょう。