Skip to content

令和2年10月12日(月)
あさってから曽於地区新人総合体育大会
あさって10月14日,15日は,地区の新人大会が開催されます。1,2年生で参加する生徒は,今の3年生の思いも共有して,素晴らしい大会になるよう全力を尽くしてきてください。そのためにも,引率される先生方の指示をきちんと聞きましょう。
参加する生徒全員にお願いします。競技中はもちろんのこと,競技以外でも,マナーやルールを学ぶ場にしてください。具体的には,会場内外では大会の役員や関係者以外にも,きちんと挨拶しましょう。自分たちが使用する用具,道具はきちんと整理整頓して並べましょう。使用した会場はもちろんのこと,控え室などでも「来たときよりも美しく」整えて,お返ししましょう。自分の学校が関係するし合い以外を参観する機会があったら,よい点を見てまねできるようにしましょう。
今回の大会は,地区止まりですが,来年の県大会,九州大会,全国大会とつながる地区大会とほぼ同じチームが参加します。現在の志布志中学校の実力を確かめ,克服すべき課題を明らかにし,大会の後の部活動に活かせるようにしましょう。
そのためにも,絶対に新型コロナウィルス感染症に感染することがないよう,マスクの着用や手洗い,うがいを励行し,必要な場合を除き3密を避けるなど万全を期しましょう。
参加する生徒を応援する生徒が,応援したくなるような態度やマナー遵守を最後まで貫いてください。参加する生徒の健闘を期待しています。

令和2年10月9日(金)
絶望からの奇跡の復活
 2013年,埼玉県坂戸(さかど)市で,野球部の練習後に帰宅途中の高校生が,男子大学生が運転する車にひかれ大けがをするという事故に逢いました。午後6時半頃,淑徳(しゅくとく)大学のグラウンドに併設(へいせつ)された駐車場で,野球部の練習を終えて帰宅しようとしていた淑徳高校野球部の2年の男子生徒が車にひかれたのです。車はそのまま壁に衝突して止まりました。男子生徒は両足を切断する大けがをしました。車を運転していた野球部OBで19歳の男子大学生は警察に自動車運転過失傷害の疑いで逮捕されています。男子大学生は後輩の練習を見に来ていて,取り調べに対して「後輩に気づいたがブレーキが間に合わなかった」と言っていました。
 それから6年後。
 2019年7月23日に開幕した第90回記念選抜高校野球大会を,特別な思いで見つめる元高校球児がいました。明治大学3年の森宏明さんです。森さんは甲子園を目指していた17歳の時,事故で両脚を切断したあの元高校球児です。
 森さんは事故から5年後の2018年からパラノルディックスキーを始め,2022年・北京冬季パラリンピックを目指しています。新たな目標に挑む自分と,球児を重ね合わせ「大舞台を楽しみながら,自分ができる最大限のプレーをしてほしい」と期待を込めています。
 野球が好きだった高校球児が,突然両足を失うという悲劇に遭遇しました。森さんはそのときからどのような人生を歩んだのは知る由(よし)もありませんが,2年後の冬季パラリンピック出場を目指すスキー選手となって表舞台に出てきました。まさに奇跡の復活と言えるでしょう。

令和2年10月7日(水)
水滴石穿(すいてきせきせん)
 水滴石穿とは,小さい力でも積み重なれば強大な力になることのたとえです。「水滴」は一滴の水のことで,「石穿」は石に穴をあけることです。たとえ一滴の水であっても,同じ位置に落ち続ければ,いずれ石に穴をあけることができるという意味です。
「点滴(てんてき)石をも穿(うが)つ」ともいいます。英語では,
If at first you don't succeed, try , try, try again.
(イフ アット ファースト ユウ ドント サクセスド トライ トライ トライ アゲイン)といい,一度でうまくいかなければ何度でもやりなさいという意味です。
 日本では,他に「継続は力なり」や「塵も積もれば山となる」などのことばがあります。これらは継続することの大切さについての教えです。一度にやり遂げることは困難なことでも,少しずつであっても継続することで,やがてやり遂げることができます。
 みなさんが,何かに失敗した時などに「私には向いてないのかな」と自分で自分を諦(あきら)めてしまうことはとても安易なことです。しかし,そのような安易な諦めを続けていくと,自分自身の中に負・マイナスの要素として残ってしまい,自分自身の自信や自尊(じそん)感情を失わせ,自らの価値を,下げてしまいます。
 コツコツ続けることで,結果的に「大きなこと」が起こるきっかけにもなりますし,さらには小さな成就感(じょうじゅかん)「やった感,やり感」を積み上げていくことで,自信にもつながります。もちろんコツコツ取り組んできたことが,結果的には結果につながらなかったり,行動しなかった場合には遭遇しなかったようなトラブルが生じるという,デメリットの可能性もありますが,「考えているだけで行動しない」という選択よりも,現状打破という意味では,可能性はぐっと高まるのではないでしょうか。「水滴石穿(すいてきせきせん)」のことばのとおり,「小さなことからコツコツと」持続することで,少しずつでも確実に積み上げることができ,必ず何かの変化を生むことにつながるでしょう。