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令和3年1月14日(木)
避難訓練講評(火災)
 今日の避難訓練は4分26秒で全員が避難を完了させています。避難する途中,おしゃべりしたり,人を押したりすることはなかったでしょうか。
 さて,今年は日本各地で寒い日が多いようです。猛烈な寒波により,水道管が凍って破裂したり,大雪のため電線が切断され停電になったり,道路に大雪が積もって車が通行できなくなったりするなどの被害が発生しています。
 「天災は忘れた頃にやってくる」のことばは、物理学者であり随筆家でもある寺田寅彦の言葉です。この天災とは,地震や風水害のことです。「天災はその恐ろしさを忘れた頃に起こるものですから,普段から用心することを怠らないようにしなさい。油断大敵です。」という戒めの言葉です。
 今日は学校内での火災を想定した「避難訓練」を実施しました。先月23日午前1時20分頃、本校の校区でもある夏井で大きな火災がありました。合計9棟を全焼するという,大きな被害がありました。油断しないためにもこのような訓練は必要です。また,火災だけでなく,地震や交通事故,そして,インフルエンザや新型コロナウィルス感染症にも備えましょう。
 これで私の講評を終わります。

令和3年1月14日(木)
時見坂(ときんどんの坂)
 志布志中学校に向かい,市街地側からから上る急な坂を通ったことのない生徒はいますでしょうか。いわゆる「裏門の坂」にあたるあの坂を私たちは「時(とき)見(み)坂(ざか)」とよんでいます。
 しかし,民俗学的に伝承されてきた坂の名称は「ときんどんの坂」というのは知っていましたか。
 道場町から,車両の通れない狭い道に入り,裏門に至るまでの急な坂ですが,標高差は50メートル以上あります。登り始めた坂の左側に平らな場所があります。昔ここに「時見」という方が住んでいたので,「時見どんの坂」の名が付いたと伝わっています。実際には鹿児島弁のなまりで「ときんどんの坂」と呼ばれてきました。
 この時見どんが住んでいらっしゃった屋敷のもう一段上に,小国(おぐに)神社,別名秋葉神社があります。延宝(えんぽう)年間(1673年~)に別な土地にあった神社の神様をこの地に分霊(ぶんれい)として迎え祀ら(まつら)れ建てられました。
 実際には,当時の志布志の町である西町,東町の秋葉(あきば)請(こう)は火災が多かったそうです。そこに住んでいた約780人の方々が,地区を見下ろすこの場所に,火の神として祀ったと言い伝えられています。この秋葉神社が祀られてからは,火災がほとんど発生しなくなったと言われています。また,住民の防災意識は一段と高まり,戦前まで夜回りの伝統が引き継がれていたそうです。夜廻り(よまわり)とは,冬の夜,警備のために所定の地域や建物内を見回ることです。火災防止のために拍子木などを打ち「火の用心」と声を出しながら町内を見回ることです。
 時見坂を通って登下校する生徒も,まだ通ったことがない生徒も,時見坂の途中に火の神が祀られていて,火災防止に努めてきたことに思いを馳せ(はせ)ましょう。そして,私たち志布志中学校のみんなで力を合わせ,新型コロナウィルス感染症などの火災以外の災害にも対応しましょう。

令和3年1月13日(水) 
部活動休養日について
志布志中学校では原則毎週水曜日を部活動休養日としています。体育館使用の関係で,授業がある日の別な日を部活動休養日としている部もあります。さらに,土曜日か日曜日のいずれかを休み,週2回休養日を設定しています。しかし,もしかしたら,もっと練習したい生徒がいるかも知れません。
ちなみに,正月に行われる大学箱根駅伝で出場並びに優勝の常連校である青山学院大学の休養日を知っていますか。青山学院大学では,毎週月曜日を週1回の完全休養日と設定しています。その他に朝の練習だけの日を週1回設定しています。つまり,週2回の休養日を設定して,選手のリフレッシュとパフォーマンス強化に努めているのです。志布志中学校の部活動練習日設定と,ほぼ同じですね。
長時間・長期間にわたり練習を繰り返すことは,スポーツ障害の要因となるだけでなく,心と身体が疲れ切ってしまいます。きちんと運動し,しっかりと栄養を摂り計画的に休養するという規則正しい生活は,科学的にもケガの防止や効率的な競技力の向上につながります。これは,大学でも実践していることなのです。
スポーツ庁は平成30年3月13日,運動部活の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議で,中学校の学期中の運動部活動において週2日以上の休養日を設けるよう指示しました。高校の部活動にも原則として適用しています。ガイドラインでは,中学校の運動部活動について,学期中の平日は少なくとも1日,土日は少なくとも1日以上を休養日とすることとしています。週末に大会参加などで活動した場合は,休養日をほかの日に振り替えます。1日の活動時間は,長くとも平日では2時間程度,学校の休業日(学期中の週末を含む)は3時間程度を基準とすることを示されました。
長期休業中の休養日は,学期中に準じて設定しています。