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令和2年4月15日(水)
今日は,少し長いですが,ニュージーランドに伝わる詩を紹介します。
次のような銀行があると,考えてみましょう。
その銀行は, 毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれます。同時に,その口座の残高は毎日ゼロになります。つまり,86,400ドルの中で,あなたがその日に使い切らなかった金額はすべて消されてしまいます。あなただったらどうしますか。
もちろん,毎日86,400ドル全額を引き出しますよね。
僕たちは一人一人が同じような銀行を持っています。それは時間です。
毎朝,あなたに86,400秒が与えられます。毎晩,あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。それは,翌日に繰り越されません。それは貸し借りできません。
毎日,あなたの為に新しい口座が開かれます。そして,毎晩,その日の残りは消されてしまいます。もし,あなたがその日の預金を全て使い切らなければ,あなたはそれを失ったことになります。過去にさかのぼることはできません。
あなたは今日与えられた預金の中から今を生きないといけません。だから,与えられた時間に最大限の投資をしましょう。そして,そこから健康,幸せ,成功のために最大の物を引き出しましょう。時計の針は走り続けてます。今日という日に最大限の物を作り出しましょう。
1年の価値を理解するには,落第した学生に聞いてみるといいでしょう。
1ヶ月の価値を理解するには,子どもを産んだ母親に聞いてみるといいでしう。
1週間の価値を理解するには,週間新聞の編集者に聞いてみるといいでしょう。
1時間の価値を理解するには,待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。
1分の価値を理解するには,電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。
1秒の価値を理解するには,たった今,事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。
10分の1秒の価値を理解するためには,オリンピックで銀メダルに終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう。
だから,あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。
そして,あなたはその時を誰か特別な人と過ごしているのだから,十分に大切にしましょう。その人は,あなたの時間を使うのに十分ふさわしい人でしょうから。そして,時は誰も待ってくれないことを覚えましょう。昨日は,もう過ぎ去ってしまいました。
明日は,まだわからないのです。
今日は与えられるものです。だから,英語では今をプレゼント(present)と言います。

令和2年4月14日(火)  

今日は,坂村真民(さかむら・しんみん)という方がつくった
「生涯(しょうがい)の旅路(たびじ)」という詩を紹介します。
 『生涯の旅路』
私は私の一生の旅路において
今日というこの道を 再び通ることはない
二度と通ることはない
二度と通らぬ今日というこの道
どうして うかうか 通ってなろうか
笑って通ろう 歌って過ごそう
二度と通らぬ 今日というこの道
嘲笑(ちょうしょう)されて そこで反省するのだよ
叱(しか)られて そこで賢くなるのだよ
叩(たた)かれて そこで強くなるのだよ
一輪の花でさえ 風雪(ふうう)をしのいでこそ
美しく咲いて 薫(かお)るのだよ
侮辱(ぶじょく)されても 笑って受け流せ
踏み倒されても 歯をくいしばって忍べ
苦しいだろう くやしいだろう
しかし君,この道は尊(とうと)いと言われた人達が
必ず一度は通った道なのだよ
学校生活ではいろいろなことがあるかと思います。人生の歩みは旅路と重なります。いろんな体験を乗り越えていきましょう。