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 今日は,「自分の安全は自分で守る」事について改めて考えてほしいと思います。
 この事は,他にも「自分の身は自分で守る」とか,「自分の命は自分で守る」という言い方もありますが,求めている事は同じです。君たちは,横断歩道の渡り方や歩道の歩き方,信号がない交差点の渡り方等については保育園や小学校の頃から交通安全教室で何回となく学習し,知識として十分に知っているはずです。
 また,自転車の乗り方や自転車を運転する上での交通規則ついても十分に知っているはずです。
 しかし,君たちの登下校の様子を見ていると知っている知識を実際の行動に移せていない事がたくさんあるように感じます。
 つまり,今君たちは,「自分の安全は自分で守るんだ」という意識ではなく,「周りの大人によって自分の安全は守られるんだ」という意識が強いのではないでしょうか。
 君たちが,登下校で使用する通学路には多くの危険が潜んでいます。また,そのような危険を回避するために「一時停止」や「左右確認」等安全を確認しながら登下校しなければならない場所もたくさんあります。
 「自分の安全は自分で守る」「自分の命は自分で守る」事を是非,実行に移してください。

 『僕は自転車に乗りますが,よく怖い目に合う事があります。交差点でおばちゃんが急に飛び出して来てぶつかりそうになったり,信号を渡ってたら車にひかれそうになったりします。道には死角という目に見えにくい危険がたくさん潜んでいます。
 普通に歩いていても,車がつっこんで来て事故に合うニュースをよく見ます。歩道を歩いていてもいつも安全だとは思わずに,いつ車にひかれるか分からないという危機感を持ちながら歩きたいと思います。
 僕も将来は車の免許を取りたいけど,大人になって車を運転するようになったら,スピードを出し過ぎずに周りをよく確認しながら,安全運転に努めようと思います。』
 今,紹介した作文は,交通安全をテーマにした中学生の作文です。
 今,1年生が入学して1カ月半が過ぎ,1年生も少しずつ自転車に上手に乗れるようになって来ています。しかし,自転車を上手に運転できるようになった事で行動範囲が広がり,歩く時よりも少し視野が高くなり,「何でもできる,どこへでも行ける」等と少し偉くなったような錯覚に陥り,思いがけない所で事故に遭うものです。
 「慣れたかな」という時が最も危険な時です。初めて自転車通学を始めた時の気持ちを大切にしてください。