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 『いたずら』と言う言葉からどんな事を想像しますか。『いたずら』には,「些細ないたずら」,「微笑ましいいたずら」,「迷惑ないたずら」等様々ないたずらがあります。
 その中で「微笑ましいいたずら」は,人を傷付けることもなく,その場にいる人たちに笑顔をプレゼントしてくれる等その場を和ませてくれる素晴らしいものとなります。
 しかし,相手の関心を引こうとして行われる『いたづら』は,時として相手の心や感情をゆさぶり,怒らせ,人の心を傷付ける等迷惑な「いたずら」となることもあります。
 先日,雑誌を読んでいると「高校のバスケット部に所属していたA君は,休み時間に席に着こうとした時に近くにいた友達が椅子を引き,不意を突かれたA君は,後ろに倒れ,背中を机の角で強打し,動けなくなってしまった。」という記事を見つけました。
 A君は,それが原因で国体の選手選考会や高校最後の試合に出場することができなかったそうです。
 「ちょっとした冗談」でとか「些細ないたずら」でと言われる事が,君たちの身の回りにはよくある事だと思いますが,その事が大きな事故やけがの原因となり,取り返しのつかない事になる事があるものです。
 来週にはそれぞれの学年で大きな行事が計画されています。楽しい思い出に残る有意義な行事にするために,落ち着いた生活を心掛けてください。

 来週から1年生は大隅自然の家で1泊2日の集団宿泊学習が,2年生は長崎・福岡方面へ二泊三日の修学旅行が,3年生は市内の多くの事業所で3日間の職場体験学習が始まります。
 宿泊学習は,学校では体験できない活動を通して,友達とのふれあいや学級・学年のまとまりや規律ある生活習慣等を学ぶことが目的となっています。
 修学旅行は,集団行動を通して公衆道徳等他者を意識した望ましい生活の在り方や,訪れる場所の風土や自然・文化に触れ,進路を含めた今後の生き方について考える機会にすることが目的となっています。
 職場体験学習は,職場で働く事を通して,将来の職業について考える力を身につける事や働く人との触れ合いを通して社会人として生きていく上で何が必要であるのか考える機会とすることが目的となっています。
 三つの学習に共通する事は,校外で多くの人との触れ合いを通して他者と共生する上で必要な知識や態度を学ぶ事です。
 君達は,今,ある程度「時間」や「あいさつ」等周りの人を意識した生活をおくることができるようになっています。
 しかし,社会に出るとまだまだ不十分です。ぜひ,来週から行われる校外学習を通して,今後自分の生活に何を「プラスすれば良いのか」を考えながら参加し,そこで学んだ事を学校生活に活かしてほしいと願っています。君たちの成長を期待しています。
 今日は,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%5日目達成』でした。

 「ウワッ。危ねっ。」ぶつかりはしなかったけど,自転車に乗っていて車にぶつかりそうになったことが何度かある。このような体験のある人は少なくはないだろう。
 小学校や中学校でも,交通安全教室がよくある。その時,僕は正直,「めんどくさいなぁ。」と思いながら,話を聞いていた。
 しかし,今思えば,そういう基礎が大事なんだと思う。自転車で走りながら車がいないか確認して,車がいなかったら止まらずに行ってしまう。車がいたら,急ブレーキをかけて止まる。こんな事だから危ないことが起こっている。それを繰り返していると,いつかは事故が起こるだろう。
 これは,「交通事故を防ぐために」という題で中学1年生が書いた作文の一部ですが,君たちの登下校や日常生活の中でもよくある事ではありませんか。
 先日,部活動終了後,中学校通りの歩道を並んで自転車を押して帰る生徒や歩道を何列にもなって話をしながら帰る生徒が多いため,自転車通学生が歩道を通れず,車道にまで広がって下校し,後ろから来た車からクラクションを鳴らされている風景を見かけました。もし,運転者がわき見運転をしていたら命にかかわる事故になったのではと「ヒヤッ」とした瞬間でした。
 中学校通りの「歩道」は,歩行者を優先しながら自転車も通行できる歩道ですので,歩行者と自転車運転者が互いに譲り合い,一人ひとりの生徒が「自分の命は自分で守る」という意識を持って下校してほしいものだと思います。