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 斎藤茂太さんの言葉に『朝の出だしをポジティブに始めれば,一日をポジティブな気分で過ごせる。反対にネガティブな思いで始めてしまうと,何もかもマイナスモードに入ってしまう。』という言葉があります。
 また,大渡順二さんの言葉に『朝は三分早く起きて新聞を読み,コーヒーを楽しみ,余裕を持って会社の門をくぐりたまえ。朝をベストコンディションにしておくことは,長い人生随分違いが出てくるよ。』という言葉があります。
 君たちは,朝,どんな思いで起きていますか。朝,家を出る時にどんな思いで学校へ向かっていますか。斎藤茂太さんや大渡順二さんの言葉にあるように人は,朝の過ごし方一つでその日の過ごし方が,人生が変わるものです。
 余裕を持って登校し,友だちと昨夜のテレビ番組について話をしたり,読みかけの本を読んだり,友達を誘ってあいさつ運動に参加したりしながらゆっくりとした時間の中で1日をスタートするのと,生徒会が呼びかけている登校時刻前後に登校し,慌ただしく1日をスタートするのとでは,授業へ取組む気持ち等心の持ち方がだいぶ変わってくると思うのです。
 以前,『朝活』という言葉を紹介しました。『朝活』とはその言葉通り,「朝の時間を利用して,普段できない活動をしよう。朝の時間を好きなことに活用しよう。」というものです。1日をポジティブな気分で過ごすためにも,何か一つ自分にしかできない『朝活』に挑戦してみてください。

 昼の放送で各専門部活動のボランティア活動や常時活動の様子が放送されています。例えば,「美化部です。今日のほうきの目運動の当番は○年○組でした。4人中○名が参加していました。」「生活部です。今日のあいさつ運動の当番は○年○組でした。4人中○名が参加していました。」「今日の遅刻者は,1年生○名,2年生○名,3年生○でした。」と放送され,ボランティア活動の取組や時間を意識した行動の様子が手に取るように分かり,君たちの頑張りを誇らしく思っています。
 しかし,6月の中旬頃から気になっていることがあります。それは,天候が不安定で予定通りにボランティア活動が実施できないこともあると思いますが,期末テスト以降活動へ参加する生徒の数が少なくなっているよう気がします。
 各専門部の部長さんや副部長さんが雨天でない限り,毎日リーダとして参加している姿を見ると「頑張れよ。君たちの頑張りは必ず伝わる」と校門下の道路より応援しています。
 イチロー選手は『夢を掴むことというのは 一気にはできません。小さなことを積み重ねることで,いつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます。」と言われています。
 生徒玄関の生徒会連絡黒板には次の日の担当学級が掲示してあります。小さいことかも知れませんが,君たち一人一人のボランティア活動や時間を意識した行動が,やがて君たちに大きな自信や勇気を与えてくれることに繋がります。
 『続くと本物になる。本物は続く。』君たちが「よしっ頑張ろう」と思い,始めたことを続ければ,必ず本物になります。1学期もあと3週間です。みんなで再度挑戦してみましょう。

 先週金曜日に開催された合唱コンクール,どうでしたか。合唱に対する想いが異なる君たちが学級毎に合唱曲を創り上げ,君たちの心を歌声がを繋ぎ,目には見えない学級という大きな心の輪,学級の心のまとまりを形として合唱を披露してくれたことに心から感謝しています。
 合唱コンクールが終わった後,各学年何名かの感想を読ませてもらいました。その中で心に残った感想を紹介します。
『3年生の歌声は素晴らしくて,曲の中に吸い込まれそうになりました。気付いたら曲が終わっていて,改めて最高学年のすごさを感じました。合唱コンクールを終えて,ちょびっとクラスの「きずな」が深まったと思うので,これからも色々な行事に精一杯取り組んでいきたいです。』『思ったような声が出なくて,悔しかったです。でも,初めは音も取れなくて,不安が多くて心配なこともたくさんあったけど,この仲間と一緒にここまで上達して,こんなすごい合唱ができて,本当に今はうれしくて楽しかったです。』
 約1か月間,課題曲と自由曲の2曲の合唱を創り上げる中で,それぞれの学級では様々な葛藤があったことだと思いますが,互いを認め合い,支え合いながら当日を迎え,まだまだ課題はありますが,素晴らしい合唱を学級のまとまりを発表できたのだと思います。
 1学期もあと3週間,合唱コンクールを通して学んだことや感じたことをいかして,1学期のまとめに取り組んでください。