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令和4年3月8日(火)
鴨(かも)の水掻き(みずかき)
 志布志中学校の皆さんは,鴨(かも)という鳥を知っていますか。鴨の一種であるアイガモは,野生のマガモとアヒルとを交雑交配(こうざつこうはい)させた鳥です。『アイガモ農業』として水田の除草に用いられたり,食用になったりもします。
 『鴨の水掻き』とは,気楽そうにのんびりと浮かんでいるように見える鴨も,水面の下では水かきを絶えず動かしていることにちなみ,人知れない苦労があることから生まれたことわざです。
 人は誰しも見た目だけでは分からないものです。どんなことでもそつなくこなし,常にテストでは満点近い点数を取っている優等生も,実は家に帰ったら寝る間も惜しんで勉強しているかもしれません。『鴨の水掻き』とは,陰では人知れず努力している人に対して使うことが多いことわざです。
 皆さんも,人が見ているところでも,見られていないところでも,精一杯努力しましょう。そして,鴨のようにすまし顔で水面に平然と浮かんでみませんか。

令和4年3月4日(金)
下を向いていたら,虹を見つけることはできないよ
 この言葉は,イギリスの映画俳優であり,映画監督でもあった,チャールズ・チャップリンの言葉です。
 下ばかりを見ていたら,上にあるものは,見えません。これは,当たり前のことです。
 皆さんの目の前には,もしかしたら虹色の人生が待っているかも知れません。「なんて私は運がないんだ」とか「もっと才能があったら良かったのに」などと下を向いてマイナスなことばかり考えていませんか?もしかしたら,皆さんのすぐ目の前には,7色の虹があるのかもしれません。しかし,目の前に虹があるのにも関わらず,虹に気づく前に,前に進むことを諦め(あきらめ),やめたり座り込んだりしていませんか?
 今こそ顔を上げましょう。そして,周囲の景色を見てみましょう。きっと虹をはじめ,明るい希望が見えてくることもあろうかと思います。
 また,時には息抜きをして,目の前のやるべきことからしばらくの間目を離し,即ちリセットしてから,また見直すこともいいかもしれませんよ。

令和4年3月3日(木)
「今はできない」を,「絶対できない」と間違えないように。
 『「今はできない」を,「絶対できない」と間違えないように』は,精神科医の斎藤(さいとう)茂太(しげた)さん,通称モタさんの言葉です。
 皆さんのこれからの人生をイメージしてみると,「今はできない」ことがたくさんあると思います。車やバイクの運転,自分で働いてお金を稼ぎ生活すること,などなど。
 しかしながら,「いつならできるのか?」「そのために今は何をやれるのか?」「今全部はできないにしても,部分的にはできることがあるのか?」などを考えてみましょう。すると,希望や計画を持つことができます。
 頭に思い浮かばないことは,なかなか実現しないものです。しかし,“いつか”ではあっても,将来の自らのイメージをはっきりと想像できるとすれば,人は誰しもそれに向かって行動することもできると思います。将来やりたいことがあれば,今はできなくても,諦め(あきらめ)ないでください。
 「今はできない」を,「絶対できない」と間違えないようにしましょう。