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鴨の水掻き

令和4年3月8日(火)
鴨(かも)の水掻き(みずかき)
 志布志中学校の皆さんは,鴨(かも)という鳥を知っていますか。鴨の一種であるアイガモは,野生のマガモとアヒルとを交雑交配(こうざつこうはい)させた鳥です。『アイガモ農業』として水田の除草に用いられたり,食用になったりもします。
 『鴨の水掻き』とは,気楽そうにのんびりと浮かんでいるように見える鴨も,水面の下では水かきを絶えず動かしていることにちなみ,人知れない苦労があることから生まれたことわざです。
 人は誰しも見た目だけでは分からないものです。どんなことでもそつなくこなし,常にテストでは満点近い点数を取っている優等生も,実は家に帰ったら寝る間も惜しんで勉強しているかもしれません。『鴨の水掻き』とは,陰では人知れず努力している人に対して使うことが多いことわざです。
 皆さんも,人が見ているところでも,見られていないところでも,精一杯努力しましょう。そして,鴨のようにすまし顔で水面に平然と浮かんでみませんか。