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 昼の放送で各専門部活動のボランティア活動や常時活動の様子が放送されています。例えば,「美化部です。今日のほうきの目運動の当番は○年○組でした。4人中○名が参加していました。」「生活部です。今日のあいさつ運動の当番は○年○組でした。4人中○名が参加していました。」「今日の遅刻者は,1年生○名,2年生○名,3年生○でした。」と放送され,ボランティア活動の取組や時間を意識した行動の様子が手に取るように分かり,君たちの頑張りを誇らしく思っています。
 しかし,6月の中旬頃から気になっていることがあります。それは,天候が不安定で予定通りにボランティア活動が実施できないこともあると思いますが,期末テスト以降活動へ参加する生徒の数が少なくなっているよう気がします。
 各専門部の部長さんや副部長さんが雨天でない限り,毎日リーダとして参加している姿を見ると「頑張れよ。君たちの頑張りは必ず伝わる」と校門下の道路より応援しています。
 イチロー選手は『夢を掴むことというのは 一気にはできません。小さなことを積み重ねることで,いつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます。」と言われています。
 生徒玄関の生徒会連絡黒板には次の日の担当学級が掲示してあります。小さいことかも知れませんが,君たち一人一人のボランティア活動や時間を意識した行動が,やがて君たちに大きな自信や勇気を与えてくれることに繋がります。
 『続くと本物になる。本物は続く。』君たちが「よしっ頑張ろう」と思い,始めたことを続ければ,必ず本物になります。1学期もあと3週間です。みんなで再度挑戦してみましょう。

 先週金曜日に開催された合唱コンクール,どうでしたか。合唱に対する想いが異なる君たちが学級毎に合唱曲を創り上げ,君たちの心を歌声がを繋ぎ,目には見えない学級という大きな心の輪,学級の心のまとまりを形として合唱を披露してくれたことに心から感謝しています。
 合唱コンクールが終わった後,各学年何名かの感想を読ませてもらいました。その中で心に残った感想を紹介します。
『3年生の歌声は素晴らしくて,曲の中に吸い込まれそうになりました。気付いたら曲が終わっていて,改めて最高学年のすごさを感じました。合唱コンクールを終えて,ちょびっとクラスの「きずな」が深まったと思うので,これからも色々な行事に精一杯取り組んでいきたいです。』『思ったような声が出なくて,悔しかったです。でも,初めは音も取れなくて,不安が多くて心配なこともたくさんあったけど,この仲間と一緒にここまで上達して,こんなすごい合唱ができて,本当に今はうれしくて楽しかったです。』
 約1か月間,課題曲と自由曲の2曲の合唱を創り上げる中で,それぞれの学級では様々な葛藤があったことだと思いますが,互いを認め合い,支え合いながら当日を迎え,まだまだ課題はありますが,素晴らしい合唱を学級のまとまりを発表できたのだと思います。
 1学期もあと3週間,合唱コンクールを通して学んだことや感じたことをいかして,1学期のまとめに取り組んでください。

 昨日は,『歌声は,つながる』という言葉を『歌声が3年生から2年生へ,そして1年生へと伝統としてつながる。引き継がれる』という意味で紹介をしました。
 今日の合唱コンクールでは,3年生は3年間培ってきた学級の力,学年の力を是非,1.2年生に見せつけてあげてほしいと思います。また,2年生は,中学校生活1年間で身に付けた学ぶ力を1年生に,そして,1年生は,中学校へ入学してから3か月間で成長した姿を先輩や先生方,保護者の方々に見せてほしいと思います。
 それぞれの学級・学年が歌に思いを乗せて,課題曲と自由曲を歌い上げることができれば,必ず『歌声響く志布志中学校』という新たな伝統が創られ,伝統として後輩に引き継がれていくはずです。君たちの歌声を君たちの勇姿を心から期待しています。
 実は,『歌声は,つながる』にはもう一つ大きな意味があります。それは,声の質も声の高さも声量も異なる君たちが合唱曲を創り上げることによって,一人ひとりの歌声が君たちの心を繋ぎ,目には見えない学級という大きな心の輪を創り上げてくれるのです。
 各学級では,合唱コンクールを迎えるまでに様々な葛藤があったことだと思いますが,互いの心のぶつかりが互いの心を結ぶ接着剤にもなっているのです。
 今日は,合唱コンクールという舞台の上で目には見えない大きな学級力を全ての学級が見せてくれることを心から期待しています。