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 『仲間のために頑張る姿』は,人々の心に大きな感動を与えてくれます。
 スポーツでもドラマでも「誰かのために頑張る姿」は美しいものです。特に,チーム一丸になって頑張るスポーツ選手の姿には感動させられるものです。
 今年,日本で開催されたラグビー・ワールドカップで,「ワールドカップ初のベスト8」を合言葉に大会に臨んだ日本代表選手たちが,想像を絶する重圧の中で勇気をもって戦う姿はラグビーファンだけでなく,多くの人々に感動を与えてくれました。
 特,互いに励まし合いながら試合の状況に応じてプレーする姿や,『ONE TEAM』をスローガンに組織で戦う姿は,見ている人々にラグビーの素晴らしさと勇気と感動を与えてくれたと思います。
 人は,自分一人で何かを頑張ろうとしても壁にぶつかると挫折してしまいがちですが,誰かと一緒に同じ夢や志をもち,目標実現へ向けて一緒に取り組む事で,一人の時よりも何倍もの大きな力を発揮できるものです。
 一人で叶える夢よりも友だちと叶える夢を持つことが,そして,できるだけ多くの友だちをその夢に巻き込むことが,結果的に多くの人に『喜び』や『達成感』,そして『感動』を与えることになり,その感動が必ず別な形で自分に返ってくるのです。
 今,寒くなって朝起きることが辛い人がいると思いますが,学校には君の登校を笑顔で待っている人が必ずいます。みんなで達成しよう『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』。

 2学期もあと1週間となりましたが,2学期はどんな4カ月だったですか。
 今,学級活動等の時間を使って,学習面,生徒会活動,部活動等の反省を行っていることだと思います。反省点の中には,解決するのに時間が必要な物もあれば,今学期中に解決できるものもあると思います。「今年できる事は今年の内に」という気持ちを大切にしてください。
 今まで何回も紹介しましたが,学習の悩みは,自分の力を更に高める特効薬。部活動の練習は,自分の心身を鍛える栄養剤。友だちとの人間関係のトラブルは,将来,人とうまく付き合うための予防接種と考え,悩みや不安を少しでも軽くし,新たなエネルギーへと変えてください。
 しかし,中には「どうしたらいいか分からない。」と考え,悩んだり迷ったりしている人がいるかも知れません。そんな時は,目標を向かってがんばる「やる気」と,何事もあきらめずやり続ける「根気」,そして活力ある心,つまり「元気」をいつも自分に言い聞かせてください。
 これからまだまだ寒い日が続きますが,寒さに負けずに「やる気」を持って,「根気」よく,明るく「元気」で,みんなと仲良く協力していくことを心がけることが大切です。
 今学期中に「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%」25日達成してみませんか。みんなで力を合わせて頑張りましょう。

 毎年1月2日と3日に『箱根駅伝』が開催されます。2日間の大会期間中何回となく放送される東洋大学の「1秒を削り出せ」という印象的なスローガンがあります。
 東洋大学のこのスローガンは,箱根駅伝に出場を目指す部員の一人一人が,自己記録を1秒でも削る,1秒でも縮めることで,「箱根駅伝優勝」という結果に繋がるという意識を全員で持とうというものです。1秒という時間は非常に短いですが,一人一人が様々な場面で1秒という時間を意識して練習することで,大きな時間を削り,大きな記録を創り出すことを目標としているのです。
 先週,3年生を中心に1時間ずつ授業を参観させてもらいましたが,その中でよく「何分間グループ学習を行って意見交換をしてください」という場面を見かけました。しかし,グループによっては課題にすぐに取り組めず,予定された時間内で活動が終わらず「まだ,終わっていないね。ではあと何分伸ばします。」という場面を何回となく見かけました。
 一人一人が与えられた時間を意識して課題に取り組めば,時間内に活動を協力して終えることは可能だったと思いますが,時間に対する意識の無さが「予定されていた活動が十分にできない」という結果を招いたのだと思います。
  『時間は全ての人間に平等である』と言う言葉があるように,君たち一人一人が「1秒という時間」を意識して生活できるようになれば,志布志中は新たな一歩を踏み出せると思います。