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令和元年12月16日『1秒という時間を意識して』

 毎年1月2日と3日に『箱根駅伝』が開催されます。2日間の大会期間中何回となく放送される東洋大学の「1秒を削り出せ」という印象的なスローガンがあります。
 東洋大学のこのスローガンは,箱根駅伝に出場を目指す部員の一人一人が,自己記録を1秒でも削る,1秒でも縮めることで,「箱根駅伝優勝」という結果に繋がるという意識を全員で持とうというものです。1秒という時間は非常に短いですが,一人一人が様々な場面で1秒という時間を意識して練習することで,大きな時間を削り,大きな記録を創り出すことを目標としているのです。
 先週,3年生を中心に1時間ずつ授業を参観させてもらいましたが,その中でよく「何分間グループ学習を行って意見交換をしてください」という場面を見かけました。しかし,グループによっては課題にすぐに取り組めず,予定された時間内で活動が終わらず「まだ,終わっていないね。ではあと何分伸ばします。」という場面を何回となく見かけました。
 一人一人が与えられた時間を意識して課題に取り組めば,時間内に活動を協力して終えることは可能だったと思いますが,時間に対する意識の無さが「予定されていた活動が十分にできない」という結果を招いたのだと思います。
  『時間は全ての人間に平等である』と言う言葉があるように,君たち一人一人が「1秒という時間」を意識して生活できるようになれば,志布志中は新たな一歩を踏み出せると思います。