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  「幸せは気持ち次第」と言う言葉があります。人は,コップに残った半分の水を見て,「半分しか残っていない」と残念がる人もいれば,「まだ半分もあるじゃないか」と喜ぶ人もいます。このように同じ物を見ても人によって見方が異なり,気持ちや表情,そしてその後の行動も違ってくるのものです。
 例えば,「今日は何となく嫌だな」と思って1日をスタートするのと,「今日は,頑張るぞ」と思って1日をスタートするのでは,その日1日の過ごし方が違ってきませんか。
 人には五つの気『五気』があると言われています。『五気』とは,「元気」「やる気」「本気」「根気」「和気」であり,それに笑顔がプラスされれば,心も身体も「健康」になると言われています。
 何事にも「やる気」をもって望み,何事にも「本気」で取組み,また,取組んだことには「根気」よく継続して取組み,いつもニコニコと「和気」合い合いに,いつも笑顔で過ごす事を心がけて生活すれば,自分だけではなく,君の『五気』が周りの友だちにも良い影響を与え,学級が学年が,そして志布志中が元気に溢れた集団になるのです。
 『元気』になれば,『やる気』が起きる。「やる気」が起きれば『勇気』が沸く。「勇気」が沸けば『本気』になれる。「本気」になれば『根気』が続くと言われます。
 これからまだまだ寒い日が続きます。背中を丸め,縮こまって生活をするのではなく,笑顔で胸を張り,『五気』をもって,寒さを吹き飛ばしてください。

 昨日,鹿児島市の宝山ホールで「春の祭典」が行われ,2年4組の生徒たちが2時間近くバスに揺られ会場に着き,会場内でのリハーサル,そして,張りつめた雰囲気と緊張が最大に高まる中,発表が始まりました。緊張を振り払いながら歌声が会場に響き渡り,会場からも大きな拍手が寄せられ,終わった後の4組の生徒たちの安堵感と解放感による笑顔はとても素晴らしいものでした。みんなで大きな拍手を贈ってあげてください。
 2年4組の生徒たちは,出番が近づくにつれて,心や体が張り詰める「緊張している」という感覚を味わったことだと思います,考え方を少し変えてみると「緊張している」ではなく,「緊張させてもらった」と考える事はできませんか。「緊張させてもらった」という事は,「春の祭典という大きな場で発表する場を学級として勝ち取ることができた。」「多くの人たちに支えられて宝山ホールという大きな会場に立つことができた」という喜びや感謝に気付くことができるのではないでしょうか。
 また,「緊張させてもらった」と考えることで,今後経験する様々な試練に立ち向かう勇気と行動力も身につくと思います。『緊張した後の解放感と達成感は,緊張しなければ味わえない。』という言葉もあります。この解放感と達成感は,試験・試合・発表・面接等へ向けて一生懸命取り組み,その場を乗り越えなければ味わうことはできません。
 これから試験・試合・発表・面接等様々な緊張する場面に直面していくことだと思いますが,その緊張を乗り越えると解放感と達成感等を味わえるという事を信じて,困難な事にも立ち向かっていってほしいと思います。

 『偶然と必然』と言う言葉がありますが,昨日先生に褒められた事は,偶然だと思いますか,必然だと思いますか。また,昨日,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』100%を達成できたのは偶然だと思いますか,必然だと思いますか。
 自分に起こった良い事も悪い事も偶然と考える人がいますが,私は自分に起きる全ての事が必然だと考えるようにしています。
 それは,偶然だと考えてるとタイミングや人のせいとして考えてしまい,自分自身の生活や行動を振り返る機会を無くし,成長するチャンスを逃してしまうからです。
 特に人との出会いは,必然だと思います。自分自身の生き方や行動が,その人との出会いの機会を創り,会うべくして会っていると考えるべきだと思うのです。
 自分に起こる良い事を『必然』に起こる事にするためには,常に人に感謝されるような生き方や行動を心がける事が大切だと思います。人に感謝される行動を心がけている人には,必ず良い事が返ってくるものです。逆に,人の事を考えない行動や生き方をしていると,自分にとって悪い事が起こってしまうものです。つまり,自分の身の回りに起こる事は,自分の心がけしだいだと思うのです。
 昨日,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%を達成できたのは,君たちが時間を意識し,「達成しよう」という思いが一つになったからできた事であり,決して『偶然』ではないのです。ぜひ,来週からも心を一つに『必然』を創り出していきましょう。