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学校は知識を使って考える力を養うところです

令和4年2月28日(月)
学校は知識を使って考える力を養うところです
 皆さんは,自分がなぜ学校に行くのか考えたことはありますか。社会生活を送るために,最低限必要な知識を身につけるため,人間関係をつくるため,社会との接点をもつためなど,いろいろと思いつくことでしょう。どれも正解だと思います。
 単に高校をはじめ上級学校に進みたいからとか,行かないとまわりの目が気になるから,といった理由もあるかもしれません。その目的を達成するために必要な行動をするのは,理(り)に適っ(かなっ)ています。
 私は,学校はひと言で言うと,広い意味での知識と,その知識をどう使えばいいのかを勉強する場所だと思っています。
 美味しい料理がつくれる料理人でも,最初は本を見たり,人に教えてもらってレシピを覚えるところから始めたはずです。学校に通うのも同じことで,美味しい人生を送るための「知識や考える力」を養うレシピを教わりに行くのです。
 勉強は,人生でどんな役に立つのでしょうか。例えば,皆さんは学校で漢字を学んでいますが,知らない町に行ったときでも,案内板をきちんと読めますよね。これは漢字を学んだからです。
 それに,知識が増えたら,それだけ自分ができる仕事が増えますよね。外国語を身につけたら,外国の方が大勢やってくるイベントが行われたときも,通訳やガイドなど,仕事の幅が広がります。
 専門のことであろうが,専門外のことであろうが,要するに物事を自分の頭で考え,自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため,学ぶのです。そのために勉強するのです。