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  令和3年4月16日(金)
「ローマは一日にして成らず」
「ローマは一日にして成らず」とは,重要なことや大きな目標を成し遂げるためには時間がかかるということを表していることわざです。
 ヨーロッパでは,ギリシャ神話の英雄の子孫である,双子の兄弟ロムルスとレムスによって,紀元前753年にローマが設立されたとする神話から始まるローマ帝国の長い歴史がよく知られています。「ローマは一日にして成らず」の「ローマ」とは,現在のイタリアの都市であるローマではなく,古代ローマから始まり,のちに皇帝によって治められたローマ帝国のことを指しています。ローマ帝国は500年の長い年月を経て築かれた,古代ヨーロッパ最大の帝国でした。
 「ローマは一日にして成らず」のことわざは,ヨーロッパ文化の中心がローマ帝国にあったことから,ヨーロッパで古くから共有されていたことわざです。
 大きな仕事や学業は一朝一夕には成し遂げることはできないことを伝えたいとき,「ローマは一日にして成らず」は例えのことわざとして最適です。500年という歳月をかけてつくられた帝国を例えることで,その重みを加えることができるからです。
 このことわざを使って皆さんを励ますならば,
 「ローマは一日にして成らず」というとおり,大きな目標を達成するためには小さな積み重ねが大切です。そして「ローマは一日にして成らず」を忘れずに,志布志中の生徒みんなが力を合わせて素晴らしい学校を創り上げましょう。

君たちの可能性は∞(無限大)

 皆さんは,「自分にはできない」とか,「自分にはない」と決めつけてしまってはいませんか。もし,皆さんが一歩踏み出すことができれば,皆さんの可能性が広がると思います。
 「僕にも,私にもできるかも知れない」とか,「今の自分は持っていないことが手に入るかも知れない」と思い込んだらどうでしょう。もし,一瞬でもそう考えられるなら,チャンスが生まれたのと同じです。
 皆さんが自分自身では気づけない自分自身の隠れた才能も,ふとしたきっかけで発見することができるかも知れません。実は,とてつもない才能があるのに,やったことがないだけかも知れません。やり方が不十分なだけなのかも知れません。
 宝くじに当選したことがある人は,全員必ずある行動をしました。それは,宝くじを買うということです。宝くじを買ったことがない人は,絶対に宝くじに当たりません。宝くじを買った人が全員当たることはないのですが,少なくとも買わない人が当選することはあり得ません。
 自らの夢や希望に向かって努力し続けることが大切です。ゲームをしよう,SNSをしよう,楽をしよう,などと自らの弱い心に負けて,だらだらと過ごしてしまうと夢や希望が皆さんから離れていってしまいます。
 もし,皆さんが歩いて東京まで行くことを決意したとします。実際東京に向かって歩き続けるなら,いつか必ずたどり着くことができるでしょう。たくさんの時間がかかるかも知れませんが,方向が間違っていなければ,歩き続けることで東京に行くという目的は必ず達成できます。大切なのは,方向を見誤らず確実に目的に向かって進むことです。皆さんの前途は洋々です。皆さんの可能性は無限大です。皆さんはどんな夢や希望に向かって進むのか,決めるのは皆さん自身です。