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 よく,社会人として「第一印象を大切に。」と言われますが,第一印象とはどんなものだと思いますか。
 第一印象とは,見た目や話し方,身振りなどを総合的に判断して形作られるものだと言われ,その中で最も服装や身だしなみ等の外見の要素が大きいと言われます。そして,第一印象は出会ってから数秒から数十秒で決まるとも言われています。
 服装・身だしなみを整えるというと,おしゃれな服を着ればよいと考える人がいるかもしれませんが,身だしなみとおしゃれは全く違うものです。
 おしゃれは,自分が楽しむために流行を取り入れたり,自分をアピールしたりするものですが,身だしなみは相手に不快感を与えないために服装を整えることなのです。
 3年生は,あと約2か月余りで面接試験を経験することになります。面接官は,まず受験生が部屋に入って席に着くまで服装がしっかり整っているかを確認されるのです。特に高校入試の面接時間はそれほど長くないので,身だしなみは受験生を判断する大きなポイントの一つで,服装・身だしなみで中学生らしさや清潔感をアピールすることが大切なのです。
 今,学校では,今週から中間服へと変わり,『服装や身なりをしっかりしよう。」を目標としています。
 家を出る前に「身だしなみ」を整えることは,プライベートな場と公の場との気持ちを切り替えるスイッチになのです。そして,そのスイッチのオンとオフの切り替えができることが,社会人への大きな第一歩なのです。

 先週末,地域のクリーン大作戦に参加し,君たちが登下校に使っている約8kmの通学路のごみ拾いを行いました。
 当日は,ごみを拾いながら歩いたので約1時間30分もの時間を費やしてしまいましたが,たばこの吸い殻や,紙くず,ビニール袋,そしてペットボトル,ビールやコーヒーの空缶等,家に帰り着いた時には3個の資源ごみの袋が一杯になっていました。
 クリーン大作戦に参加し,時間が過ぎる毎に増えるごみを見ながら,「なぜ,たばこの吸い殻が,なぜ,空缶が道路に落ちているのか」と考えさせらました。
 昨年も県内のある中学校の生徒会が,「歩いて登校」と「地域の美化活動」の一環として,週に1日,全校生徒がコンビニ袋にごみを拾いながら登校していることを紹介しましたが,覚えていますか。
 紹介した中学校の生徒たちは,歩いて登校したり,自転車で登校することで,自分たちの住む街の課題に気付き,中学生でも社会に貢献できる事があるのではと考え,活動を校内から校外へと広げることができたのです。
 先日,「学習や生活に関するアンケート」を実施したところ,5割以上の生徒が『地域や社会で起こっている問題や出来事に関心が無い。地域や社会を良くするために何かしようと考えたことがない』と答えていました。
 歩いて登校したり,自転車で登校すること,つまり「自力登校」は,君たちが「地域や社会」の問題に気付くチャンスなのです。
 ぜひ,車での送迎「DOOR to DOOR」ではなく,途中で車を降りて1kmでも500mでも歩いて登校してみませんか。

 君たちは,4月,今の学年に進級した時に,また,9月,新学期を迎えたときに学習面や生活面の「目標」を立てた事だと思います。では,その目標を実現すためにどんな努力をしているか言葉にできますか。君たちの中には努力した結果,成果が出て喜んでいる人もいると思いますが,努力したけれど,結果が出ず悔しい思いや悲しい思いをしている人もいると思います。
 そこで今日は,ダルビッシュ有選手の『大事なのは「継続」です。高いレベルでの努力を継続していく。そして,それが結果になれば,アスリートとしてだけでなく,人間としても大きく成長する事になる』という言葉を紹介したいと思います。
 この言葉は,自分の目標に向かって努力を継続する事が何より大切であり,努力の継続が結果や人としての成長に結びつくという事と「目標を達成するために今何をするべきなのか」を見失わず,挑戦し続けてほしいという事を君たちにを教えているのです。
 3年生は,実力テストが終わり,それぞれの結果を見つめながら進路選択の在り方や今までの受験勉強の成果や課題等色んな事を考えていると思います。
 大切なことは,結果に打ちのめされて諦めるのではなく,「今からでも」と考え,「すぐに結果が出るとは限らない。でも,必ず結果は出る。」という言葉を信じて,進路実現へ向けての学習を毎日継続することです。
 「15の春を笑顔で」を合言葉に,頑張れ128名のマラソンランナー。心から応援しています。