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 『ぼくの冗談のつもりで書いた一言が友だちをすごく傷つけてしまいました。冗談のつもりだったので,後でフォローするラインを送る予定だったのですが送れず・・・。ぼくには悪気は無く,ちょっとふざけて書いた言葉を友だちは悪口を書かれたと感じたようで,ものすごく怒っているようです。今すぐにでも友だちに直接謝ろうと思っているのですが,分かってもらえるでしょうか。』
 これは,友だちとラインのやり取りをしている時に悪気は無く「冗談のつもりで書いた一言」が,友だちを深く傷つけ,友人関係が壊れそうになって困っている中学生の意見文です。
 どうですか。「冗談のつもりで」言った一言が友だちを傷付けてしまったり,「ちょっとした悪戯」が友だちに怪我をさせてしまったという事はありませんか。
 親しいがゆえに言った一言,親しいがゆえにした悪戯が,取り返しのつかない事になる事は,私たちの身の周りにはたくさんあります。後から「同じ言葉を自分が言われたら,自分も嫌だな。」「ふいに悪戯をされたらびっくりしただろうな。」と後悔しても間に合わないのです。
  特にライン等では,「いい。」のように短い言葉が使われることが多く,OKという意味の「いい」なのか,「いらない」という意味の「いい」なのか,人によって受け取り方が異なりトラブルの原因になってしまいます。「冗談のつもりの一言,ちょっとした悪戯」によるトラブルは,相手の事を考える事ができれば防げるものです。 身の周りにある「冗談のつもりの一言,ちょっとした悪戯」をみんなで無くすようにしていきましょう。

 先週の土曜日に3年生を中心とした生徒会本部役員と各専門部の部長・副部長と2年生を中心とした新生徒会役員が勢ぞろいし,新役員の任命式と新旧役員の引継ぎ式が行われました。
 3年生を中心とした生徒会役員の皆さんは,1年間やりきったという満足感にあふれた良い表情をしていたと思います。1年間,常時活動や朝のボランティア活動,そして様々な学校行事の運営などの中心的な存在として活動するだけでなく,全校生徒のリーダーとして活躍してくれました。本当にお疲れさまでした。心から感謝しています。
 今週から2年生を中心とした新役員の皆さんは,1年間の活動が始まります。これから,旧役員の皆さんと一緒に常時活動やボランティア活動を行いながら,志布志中学校生徒会の伝統を引き継ぐとともに新たな伝統を書き加えていくことになります。
 生徒会活動は,生徒一人一人が学校生活の充実・発展や改善・向上を目指し,より良い学校を創っていくことを目的に行われる自治的な活動です。決して,生徒会役員だけの活動ではありません。
 ぜひ,全校生徒が心を一つにして,学級の「力」を,学年の「力」を,そして全校の「力」を結集して『志布志中学校生徒会』という大きな「力」を創り上げ,その力を原動力として,新役員と共に志布志中学校の新たな伝統を作っていってくれることを心から期待しています。