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 NBAのスーパースターだったマジック・ジョンソン選手は,自伝の中で「ぼくは,うんと幼い頃に,大きくなったらバスケットボール選手になると,自分に誓ったんだ。そしていつも素晴らしい選手なった自分を想像し続けたんだ。来る日も来る日もイメージして,それを夢見て,それを考え,それに向かって努力する。ひたすらぼくはそれを続けたんだ。」と書いています。
 そして,15年間の選手生活で得点王10回,6度のNBAファイナルMVPを受賞し,バスケットボールの神様と言われるほどの選手になったのです。
 「人は,自分が思い描いた通りの人になる」と言われています。これを逆に言うと,「自分はだめだ。」という思いが,その人の生き方を創ってしまい,成長のチャンスの芽を摘んでしまうのです。
 私たちは,「今日の自分も明日の自分もそんなに変わらない。」と考えてしまいますが,『最大の敵は,自分の心の中にある』と考えて,自分の描いた夢実現へ向けて一生懸命取り組んでほしいのです。
 人は,マジック・ジョンソン選手のように高い目標を設定して,自分が成功したイメージを常に心の中に描いて努力を継続すれば,いつか必ず壁を破ることができるのです。
 1週間後に期末テストが始まります。『明日は,きっと今日とは違った自分を表現できる』という気持ちで今日と言う日を精一杯夢実現へ向けて努力してください。

 街の図書館には,「本を棚へ戻す時には元あった場所に戻してください。本の返却期限を守ってください。図書館の中では走ったり,大きい声を出だしたり,他の人の迷惑になる行動はしないでください。」等のルールやマナーがあります。そして,利用される方々は,それを守りながら,読書や情報収集を行っていらっしゃいます。
 さて,『社会で許されないことは,学校でも許されない』という言葉がありますが,今,志布志中学校の図書室の利用状況はどうですか。街の図書館利用のルールやマナーと同じように図書室が利用されていますか。
 人は,何らかの形で必ず人と関わりを持ちながら生きているものです。そこには,学校と言う社会や地域という社会が存在し,自由な意志をもつ人々が一緒に暮らすために約束事やルール・マナーが決められ,ルール・マナー等を互いに守ることで心地よい環境が成り立ち,一人一人の考えや自由な行動が保証されているのです。
 学校は,社会の縮図だと言われます。今,君たちは,数年後社会に出るために,学校生活の中で身近な約束事やル-ルについて知り,必要性を理解し,守ることの大切さを学んでいるのです。
 『社会のルール・マナーは,学校でもルール・マナー』なのです。そして,ルールやマナーを守ることで,君たち一人一人の心の居場所が創られるのです。もう一度,みんなで考えてみてください。