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 気づいていますか。7月になって『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』を達成した日が無い事を。
 実は,6月下旬からあと0.25%という日が幾日もあり,雨の日が続くようになってからあと0.25%があと3%まで増え,なかなか100%にならないのが現状です。
 5月に「1学期中に二桁を達成しよう」と目標を掲げ,6月19日に10日目を達成してから足踏み状態が続いているのです。
 あと10日で1学期が終了してしまいますが,この状態で終わっていいですか。このままでは「雨に負けた」という事になってしまいます。
 生徒玄関には,雨が降っている日も連休明けの日も生徒会生活部の友だちや先輩たちが君たちの「時間を守って登校する姿」を楽しみに毎日立っています。毎日,自分の役割を自覚し,責任を持って活動を続けることは簡単な事ではありません。その専門部の役員の人たちを支えるのは君たち一人一人の行動です。一人ひとりの思いです。
 この行動や思いは,朝の「あいさつ運動」や「ほうきの目運動」,チャイム前着席,給食の準備,昼休みの図書室での過ごし方等々,様々な活動に繋がっていくのです。
 ぜひ,様々な場所で頑張っている人たちに1学期が終わるまでに君たちの心のこもった「行動と思い」のプレゼントをしてあげてください。

 人は,ルールを守れない時や約束の時間を守れない時に『自分だけじゃないから,一人じゃないから大丈夫』と考えてしまいがちなものです。
 心の中では約束の時間やルールを守れずに友だちに「悪かったな。申し訳ない」なと思いながらも一緒に守れなかった友だちの手前,素直に「ごめんなさい。」と言えず,「ぼくは守ろうとしたんだけど,〇〇君が大丈夫だと言うから」と責任を友だちに転嫁し,自分の行動を正当化してしまうものです。
 しかし,約束の時間やルールを守らなかった事は,友だちの影響ではなく,「守るか」それとも「守らないか」を自分で最終的に判断して行動した結果なのです。友だちの行動や言葉は,あくまでも自分で判断する時の材料でしかないのです。
 イチロー選手の言葉に『特別なことをするために特別なことをするのではない,特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。』と言う言葉があります。
 イチロー選手は,何かを成し遂げるために特別な事をする必要はない。当たり前の事を当たり前に続けることが,結果的に自分を目標へと導いてくれるのだと言っているのだと思います。
 人は,生活する上で必ず迷う時があります。そして,迷った時,努力する事よりも「安易な方を」「簡単な方」を選びがちです。しかし,その時が,最も自分を成長させるチャンスなのです。君はどちらを選びますか。考えてみてください。

 私たちは,社会の一員として生きていくために,何らかの集団の一員になっています。
 部活動や専門部などのように自分の意志で所属することもあれば,学級のように決められた集団に所属することもあります。
 学級や専門部,そして部活動等どんな集団であっても,そこでの生活を向上させるためにその集団に合った目標を話合い,目標を達成するために一人ひとりが役割を自覚し,みんなで協力して責任を果たすことが大切です。。
 今,志布志中学校では3年生を中心とした生徒会がスタートして8カ月が過ぎ,各専門部の部長や副部長を中心に,専門部毎に設定した目標実現へ向けて一生懸命取り組んでくれている事に心から感謝しています。
 各専門部が,具体的に何に取組んでいるかについては,全員が理解していると思いますが,5月に実施された生徒総会の資料が各学級で保管されていると思うので,再度資料を読み返し,専門部の役員として一生懸命取り組んでいる同級生や先輩たちの活動の様子や頑張っている姿を意識して見てほしいと思います。
 そして,生徒会の一員として自分の役割は何なのか,一員として責任を果たすために何をしなければならないのかを考えてほしいと思います。
 今,昼の放送でボランティア活動の参加状況や目標の実現状況等の報告が毎日行われますが,決して良い状況だけとは限りません。目標を実現するのは,役員の努力だけでは難しく,君たちの協力が必要です。君たち一人ひとりの一歩が志布志中を創るのです。