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 昨日は,全校朝会の前に来週から始まる地区総合体育大会の推戴式が実施され,地区総体に参加する全ての部活動の部長が,大会へ向けての「決意や思い」を発表してくれました。
 今日は,ある学校の学校便りの中に「悔いのない夏」という題の作文を見つけたので紹介します。
『ぼくは,中学校生活最後のこの夏に,部員全員で悔いのない試合をしたいと思っています。野球部では,県大会ベスト8という高い目標にしました。試合に勝つことは大切です。しかし,一番大事なのは,「部員全員が全力を出し切り,本気で試合に立ち向かったのか」ということだとぼくは思います。だから,一丸となって本気で挑みたいと思います。応援よろしくお願いします。』
 どうですか。部活動をしている人にとって地区総体は夢実現の第一歩であり,どうしても「勝敗」にこだわってしまいがちですが,この生徒は『「部員全員が全力を出し切り,本気で試合に立ち向かったのかどうか」が一番大切だ』と言っているのです。
 大会まであと1週間,天気に左右される部活は十分に練習できないかもしれません。また,怪我や体調不良で全員が揃わないこともあるかもしれませんが,チームが一つになって「今できる事を精一杯」と考えて練習に取り組めば,不安も消え,本気で試合に臨めると思います。頑張れ!志布志中!

 よく学級目標や部活動の目標に「One for all,ALLfor one」という言葉が遣われていますが,この言葉はラグビーの世界でよく使われる言葉で「一人はみんなのために,みんなは一人のために」という意味や「一人はみんなのために,みんなは一つの目的のために」という意味があるのだそうです。
  ラクビーは,体格も技術も力も違う15人が,仲間を信じて始めてチームになるスポーツなので,「一人はみんなのために,みんなは一人のために」という言葉を合言葉にすることでチーム力を高めようとしているのだと思います。
 では,この言葉がなぜ学級目標や部活動目標として使われるのでしょうか。学級や部活動には一人ひとり役割があって,考え方も得意な事も苦手な事も違う者が集まり,互いに仲間を信じ心を一つにする事で初めて学級やチームになると考え,この言葉が使われるのだと思います。
 学級は,来年の3月を目標に今チームを創っている最中ですが,部活動は来週の地区総体を目標に昨年の7月にチームを創り,3年生を中心に部員の絆を深め,県大会出場を目指して活動してきているのです。
 3年生は,「一人はみんなのために,みんなは一つの目的のために」という言葉を再確認し,来週の地区総体を万全な状態で迎えられるようにしてください。1.2年生は,3年生に最高のプレゼントができるように自分の役割を果たしてください。