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令和元年5月17日(金)『譲り合いの精神と安全意識を大切に』

 「ウワッ。危ねっ。」ぶつかりはしなかったけど,自転車に乗っていて車にぶつかりそうになったことが何度かある。このような体験のある人は少なくはないだろう。
 小学校や中学校でも,交通安全教室がよくある。その時,僕は正直,「めんどくさいなぁ。」と思いながら,話を聞いていた。
 しかし,今思えば,そういう基礎が大事なんだと思う。自転車で走りながら車がいないか確認して,車がいなかったら止まらずに行ってしまう。車がいたら,急ブレーキをかけて止まる。こんな事だから危ないことが起こっている。それを繰り返していると,いつかは事故が起こるだろう。
 これは,「交通事故を防ぐために」という題で中学1年生が書いた作文の一部ですが,君たちの登下校や日常生活の中でもよくある事ではありませんか。
 先日,部活動終了後,中学校通りの歩道を並んで自転車を押して帰る生徒や歩道を何列にもなって話をしながら帰る生徒が多いため,自転車通学生が歩道を通れず,車道にまで広がって下校し,後ろから来た車からクラクションを鳴らされている風景を見かけました。もし,運転者がわき見運転をしていたら命にかかわる事故になったのではと「ヒヤッ」とした瞬間でした。
 中学校通りの「歩道」は,歩行者を優先しながら自転車も通行できる歩道ですので,歩行者と自転車運転者が互いに譲り合い,一人ひとりの生徒が「自分の命は自分で守る」という意識を持って下校してほしいものだと思います。