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 志布志市では,志アップ運動で『学校では,もっと「揃えましょう」。地域では,もっと「ふれあいましょう」。家庭では,もっと「語りましょう」という三つの事に取り組んでいます。
 学校では,「物を揃え・心を揃え」当たり前の事が当たり前にできる児童生徒を育てる事を目的に,全ての小中学校が実情に合った「揃える」活動を行っています。
 志布志中学校では,「時間を揃える」事つまり『時を守る』事を,「心と行動を揃える」事で『場を清め,礼を正す』事を学校の柱として取り組んでいます。
 昨日は,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%6日目達成』でした。昨年度は1年間で100%達成できたのは,6日間だけでしたが,本年度は2カ月間で昨年の記録に並ぶことができたのです。
 『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%』を達成するには,全校生徒の時間を守りたいという願いが揃い,その想いが行動として揃わなければ実現するものではありません。
 四百名を超える生徒の心と行動を揃える事は,決して簡単な事ではありません。この二カ月間の中で99%を超える日が何日あったことか。「もう少し,あと1%」と言う想いを積み重ねて6日達成することができたのです。このことは,とても素晴らしいことです。自信を持ってください。

 私は,自分自身を振り返って見ると,時や場・相手によって態度を変えてしまい,「しまった」と後悔した経験がたくさんあります。
 例えば,初めて会う人と,いつも身近にいる人とでは接し方や話し方・態度が異なる事があるのですが,君たちはどうですか。
 このように時や場によって言葉遣いや振る舞いを変える事は,相手を尊重し,その場の雰囲気を創り上げる効果もあります。しかし,相手によって自分の態度を変える事が,相手や周りの人に「嫌な思い」をさせてしまう場合もあるのです。
 では,人によって態度を変え,相手や周りの人に「嫌な思い」をさせてしまうのはなぜでしょうか。
  人は,時として「この人と付き合う事はメリットがある」,「この人と付き合っても何もメリットがない」と考え,その思いが態度や言葉・表情に表れてしまう事があります。
 しかし,人は人と接する事で多くの事を学び,多くのものを得るものです。「人は,人よって成長する」という言葉もあります。表面的な事やその場の損得で態度を変えてしまう事は,実は得をしたのではなく,信用という大事なものを失っている事が多いものです。
     誰に対しても変わらない態度で接する事は人としてとても難しい事ですが,誰にでも公平に接することが『信用』という掛け替えのないものを得る近道なのです。    今日は,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%6日目達成』でした。