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 「めりはりのある生活」と言うように使う「めりはり」は,「張るところと緩めるところの区別をきちんとつける」というような意味でよく使われますが,「めりはり」とは何のことか知っていますか。実は「メリハリ」は,邦楽,つまり日本の音楽の中で使われる言葉の「メリカリ」が転じて「めりはり」になったのだそうです。
 「メリカリ」は,音を微調整して下げることを「減り(めり)」,高めることを「甲(かり)」といい,現代では主に尺八などの和楽器を演奏する時に使われている言葉だそうですが,一般的には「甲(かり)」の代わりに「張り」を使って「減り張り」と言うようになったそうです。
 さて,今日で学年末テストも終わりましたが,この約1週間,自分自身との約束,つまり目標達成へ向けて挑戦することができましたか。もしかしたらテストが「できた。」「できなかった。」ということだけに一喜一憂していませんか。
 テストが終わった今,大切な事は,この1週間をしっかり振り返ることと配布された問題用紙に再度挑戦することです。今日は,テストから解放されたのですから「ゆっくり」してもいいと思いますが,この週末から来週にかけて,ぜひ,「めりはり」をつけて,テストが返されるまでに必ずもう1回問題に挑戦してみてください。テストの時には解けなかった問題も,もしかしたら解けるかもしれません。教科書やノートを見ながら挑戦したら解けるかもしれません。このように再挑戦しても今回の点数は変わりませんが,自分の勉強の仕方や不足した所が分かり,必ず次回に活かせるようになります。
 この週末,解放感に浸るだけでなく,「めりはりのある生活」を心掛けてください。『行動が変われば習慣が変わる,習慣が変われば人格が変わる,人格が変われば運命が変わる』挑戦してください。

 昨日から学年末テストが始まり,残すところ後1日となりましたが,2日間の取り組みはどうだったですか。
 もしかしたらテストが「できた。」「できなかった。」ということだけに一喜一憂していませんか。また,「できなかったからもういいや。」と挑戦することを投げ出していませんか。
 以前,新聞の投稿欄に小学生が家の人に「何で勉強しなくてはいけないの」と聞くと,お母さんが「大人になったら,答えがない問題をたくさん解決しなくてはいけない。そんな時に,色々な事を知っていたら,解決するための方法を見つけやすいんだよ。だから,今,色々な事を勉強しておいた方がいいんだよ。」と答えたという記事を読んだことがあります。
 君たちは,あと3年,もしくは7年もすると一人の責任ある社会人として社会に飛び出すことになります。社会人として働くようになるとこのお母さんが言われたように,様々な答のない問題が身の周りに起こり,問題解決へ向けて情報を集め,自分の力で解決していかなければならないものです。
 2学期の期末テストが終わった時に,勉強にも食べ物と同じように,「勉強しなくてはいけないな」とか「勉強って必要だな」と感じ,学習意欲が高まる「旬」の時期があるということを話をしました。
 この2日間,「できなかった。」という問題があったとしたら,今日が勉強をしなくてはいけないという「旬」の時期なのです。
 ぜひ,残された1日,自分自身に挑戦してください。挑戦は,決して無駄ではありません。挑戦は,君の明日の扉を開くきっかけに必ずなります。