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令和3年5月20日(木)
無言清掃
 本校の清掃時間は無言で行っています。無言清掃の時間,時々,校内の清掃の様子を見に行きます。
 その時,いつもは挨拶をしっかりしてくれるみんなも,ルールを守り,その清掃時間は,声を出さず,通り過ぎるときは無言で礼をしてくれる人も多くいます。
 先生方も一緒に作業するので,先生方から指示することはあまりないと感じています。誰かにやらされているという訳ではなく,しゃべらずに掃除することが当たり前にできています。つまり,無言掃除のルールが守られていると感じています。
 校内を巡視する中で,廊下の雑巾が整然と並べられている様子をいつも見ています。時々,風で飛ばされた雑巾を私も並べることはありますが,生徒の皆さんが並べているところに,同じように並べるのはとても気持ちがいいです。
 たかが掃除と思う人が多いと思いますが,掃除がしっかりできるということは,何ができることに繋がっているのか,考えてみてください。そして,掃除が行き届いている学校は,どんな学校なのかも考えてみてください。
 掃除ができるということは,本当にすごいことなのです。
 さて,無言清掃の時間,ある作業区域を通ろうとしたとき,生徒の一人が「こんにちは」と挨拶をしてくれました。しかし,私は「しー」と指口を塞ぎました。
 私は挨拶をしてくれたその生徒に,「ありがとう。でもね,無言清掃の時間は,会釈をしてくれるだけで十分です。」と伝えたかったです。

令和3年5月19日(水)
密を避けよう
 WHO=世界保健機関は,新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため,「3密」を避けるべきだとして,「密集」「密接」「密閉」を意味する英語の頭文字を取って「3つのCを避けよう」と呼びかけています。
 「密集」は,近くに大勢の人がいる場所,「密接」は,特に至近距離で人と会話をする場合,「密閉」は,換気の悪い空間だと定義されています。WHOは,これら3つの条件が重なると新型コロナウイルスの感染が広がるリスクが高まると指摘しています。
 私たちが取るべき対応として,混雑を避け,密閉した空間に滞在する時間を短くすること,人との距離を最低1メートルとること,窓やドアを開けて可能な範囲で換気をすること,手を清潔に保ち,せきやくしゃみをする際は口を覆うこと,人と距離をとるのが難しい場合は,マスクを着用することの5つを挙げています。
 では,志布志中学校ではどうでしょうか。授業と授業の間や休み時間など,廊下や教室などの隅に固まっている生徒を見かけることがあります。
 現在,新型コロナウィルスは変異種が主流になりつつあります。変異種は感染力が非常に強く,これまで感染しなかった接触の仕方でも簡単に感染する恐れがあります。生徒同士がくっつき合う,即ち密になることは絶対に避け人との距離を最低1メートル程度とるようにしましょう。そして,可能な限り周囲に人がいる場合は,マスクを着用しましょう。
 自分やまわりの命を守るためにも,是非協力してください。

令和3年5月18日(火)
「勉強」って何でしょう?
 「勉強」って何か,考えたことはありますか。「問題を解くこと」ですか?「授業を受けること」ですか?いいえ。どちらも不正解です。
 では,正解は何でしょう?ズバリ,勉強とは「できない」ことを「できる」ようにすることです。
 突然ですが,皆さんは小学校の体育の授業で,鉄棒をしたことがありますね。その中で,なかなかできないのが「逆上がり」です。最初はほとんどの人が「逆上がり」はできません。でも,先生からコツを教えてもらい,少しずつできるようになってきます。そして練習を重ねて完全にできるようになります。英語や数学も同じです。
 家庭科も同じです。最初から裁縫など習わずにできる人などいません。もちろん料理もそうです。先生に習い,自分で努力して「できない」を「できる」にしていくのです。
 ここで気をつけなければならないことがあります。それは「わかる」と「できる」は違うということです。「わかる」は理解できているという状態で,先生が言っていることが頭の中に入っていける状態です。それに対して,「できる」は「先生の力を借りずに自分の力だけでできる」ことです。
 先ほどの「逆上がり」を例に考えてみましょう。「わかる」という状態は,先生が「こうすれば逆上がりができますよ。地面を強く蹴って,腕を引きつけて,,」と実演しているときに,「ふ~ん。なるほどね」と思えている状態です。でもこれだけではあまり意味がありません。
 「できる」状態は,自分でやってみて,先生の補助無しでくるりと回れる状態のことです。これは,とても意味があり,先生にも褒めて(ほめて)もらえることでしょう。
 数学などで,先生が例題を解いているとして,それを見て「ふ~ん。なるほどね」と思えている状態ならば,「わかる」段階です。しかし,自分で解いてみて解けたならば「できる」という状態になります。
 「わかる」と「できる」は違います。皆さんは「できない」ことを「できる」ようにしましょう。これこそが勉強なのですから。