Skip to content

令和3年7月5日(月)
YouTube勉強法
 YouTubeでの,勉強のコンテンツが増えてきました。私は,チャンネル登録者150万人越えの「葉一(はいち)」さんのチャンネルなどをお勧めします。葉一さんのチャンネルは,19ch(塾チャンネル)といい,「教科書まるごと1冊を動画化する」をテーマにしたものです。それを学校や塾などの授業の前後で観ることで学習効果が上がると思っています。葉一さんのチャンネルは,例えば中学校2年生の数学の動画が1本15分程で90本近くあり,とてもていねいにつくられています。それらを全部観ると教科書1冊をざっと通ったことと同じくらいの効果があるようです。
 他にも,家庭教師のトライが制作している「Try IT」なども充実していると思います。小学校の算数からやり直したい,と思っている生徒がいたとしたら,「小島よしおのおっぱっぴー小学校」もわかりやすいです。集中力があまりない,小学校低・中学年の児童も夢中になれる作りになっています。
 無料で学べる教育系コンテンツが充実してきていますので,どうしてもやる気が出ないとか,机に向かう気力が失せた場合など,是非教育系YouTubeコンテンツに気軽に接してみるのもいいかもしれません。
 さて,経済的事情で,まともな指導を受けることができなかったケニアのやり投げ選手,ジュリアス・イエゴを知っていますか。彼は,お金がなくて海外遠征などができませんでしたが,ネットカフェでYouTubeを観て一流選手の投げ方を研究しました。そのおかげでアフリカ大会で優勝するまでに成長し,2016年リオ五輪に出場しメダリストになったことで話題になりました。彼は,リオ五輪の公式ガイドで『YouTube Man』と紹介されていました。
 皆さんの中に,経済的理由で高校や大学進学のための勉強をあきらめなければならない,と考えている生徒がいるとしたら,もったいないです。是非学校の勉強や宿題に加えYouTubeなどでも勉強し,高い学力を身につけましょう。そして,投げやりにならず授業料免除や奨学金制度なども使いながら,夢を叶えてみませんか。

令和3年7月2日(金)
生きているだけで丸儲け(まるもうけ)
「生きているだけで丸儲け」とは,お笑い界の伝説的人物である明石家さんまさんが座右(ざゆう)の銘(めい)としている言葉として有名です。
そして,この座右の銘は,明石家さんまさんの娘であるIMARU(いまる)さんの名前の由来(ゆらい)にもなっています。
「生きているだけで丸儲け」を座右の銘としているさんまさんは,母親や実の弟が亡くなったり,1985年8月に群馬県の山中に墜落(ついらく)した日本航空123便に乗る予定だったりという,さんまさんの壮絶(そうぜつ)な人生が影響しているようです。
「生きてるだけで丸儲け」は,どんな逆境(ぎゃっきょう)に立たされても生きていればそれだけでいい,「つらいときでも笑っていられる」そんな心持ちを表わした言葉です。さんまさんは,「僕はその時々でハングリーさが出る位置に気持ちを置こうとしてますから,その究極(きゅうきょく)が『生きてるだけで丸儲け』という言葉につながると思う」とおっしゃっています。
それを身体で表現するようにさんまさんは,どんな番組でも全身を使って汗だくになりながらしゃべり続けます。身体を振り乱して「クァーッ」と声をからして笑っています。さんまさんが手を抜いている姿を見たことがありません。「笑いは戦場や」というさんまさんの言葉どおり,共演者と,スタッフと,そして視聴者と戦い続けているのです。
壮絶(そうぜつ)な人生を体験しているからこそ,誰よりも命の尊さを知っていて,生きていればそれだけで十分だ,と考えているのでしょう。志布志中の皆さん,『生きてるだけで丸儲け』なのですよ。

令和3年7月1日(木)
後部座席もシートベルトをしましょう
 学校へ自家用車で送迎してもらっている生徒の多くは,車両の後ろの座席,後部(こうぶ)座席(ざせき)に座っています。後部座席に座っている生徒は,シートベルトを着用していないことが多いように思います。
 クルマに乗る際は,シートベルト着用は義務です。2008年6月に道路交通法が改正され,クルマでは,運転席や助手席はもちろん,後部座席を含む全席でシートベルトの着用が義務化されました。
 後部座席に座る人がシートベルトを装着していなかった場合,装着していた場合に比べて,事故時の死亡率は約3.5倍だそうです。
 運転席・助手席は,違反点数が1点加点されますが,後部座席の場合は高速道路のみ,同様の罰則が適用されます。一般道における後部座席のシートベルト装着は義務化がされていますが,具体的な罰則は「口頭注意のみ」です。
 しかし,後部座席に座っていて,シートベルト未着用でケガをした場合は,ケガをした側のドライバーにも過失があったとみなされてしまいます。
 後部座席のシートベルト着用義務化を知らない人もいます。一般道での罰則が「口頭注意のみ」であることや,間違った認識が広まってしまっているせいでもあるのでしょう。実際に,助手席と比べると,後部座席ではシートベルトをしていないという生徒もいるのかもしれません。
 全座席でのシートベルトの着用が義務化されていますが,後部座席におけるシートベルト着用率はまだまだ低いので,2020年からは,新型車へのシートベルトリマインダーの義務化が,後部座席を含む全座席へと拡大されています。
「罰則があるから」「リマインダーがうるさいから」といった理由ではなく,運転する人の法令を守ることに協力し,安全に乗車するためにも,後部座席でもシートベルトを確実に着用しましょう。