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後部座席もシートベルトをしましょう

令和3年7月1日(木)
後部座席もシートベルトをしましょう
 学校へ自家用車で送迎してもらっている生徒の多くは,車両の後ろの座席,後部(こうぶ)座席(ざせき)に座っています。後部座席に座っている生徒は,シートベルトを着用していないことが多いように思います。
 クルマに乗る際は,シートベルト着用は義務です。2008年6月に道路交通法が改正され,クルマでは,運転席や助手席はもちろん,後部座席を含む全席でシートベルトの着用が義務化されました。
 後部座席に座る人がシートベルトを装着していなかった場合,装着していた場合に比べて,事故時の死亡率は約3.5倍だそうです。
 運転席・助手席は,違反点数が1点加点されますが,後部座席の場合は高速道路のみ,同様の罰則が適用されます。一般道における後部座席のシートベルト装着は義務化がされていますが,具体的な罰則は「口頭注意のみ」です。
 しかし,後部座席に座っていて,シートベルト未着用でケガをした場合は,ケガをした側のドライバーにも過失があったとみなされてしまいます。
 後部座席のシートベルト着用義務化を知らない人もいます。一般道での罰則が「口頭注意のみ」であることや,間違った認識が広まってしまっているせいでもあるのでしょう。実際に,助手席と比べると,後部座席ではシートベルトをしていないという生徒もいるのかもしれません。
 全座席でのシートベルトの着用が義務化されていますが,後部座席におけるシートベルト着用率はまだまだ低いので,2020年からは,新型車へのシートベルトリマインダーの義務化が,後部座席を含む全座席へと拡大されています。
「罰則があるから」「リマインダーがうるさいから」といった理由ではなく,運転する人の法令を守ることに協力し,安全に乗車するためにも,後部座席でもシートベルトを確実に着用しましょう。