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生きているだけで丸儲け

令和3年7月2日(金)
生きているだけで丸儲け(まるもうけ)
「生きているだけで丸儲け」とは,お笑い界の伝説的人物である明石家さんまさんが座右(ざゆう)の銘(めい)としている言葉として有名です。
そして,この座右の銘は,明石家さんまさんの娘であるIMARU(いまる)さんの名前の由来(ゆらい)にもなっています。
「生きているだけで丸儲け」を座右の銘としているさんまさんは,母親や実の弟が亡くなったり,1985年8月に群馬県の山中に墜落(ついらく)した日本航空123便に乗る予定だったりという,さんまさんの壮絶(そうぜつ)な人生が影響しているようです。
「生きてるだけで丸儲け」は,どんな逆境(ぎゃっきょう)に立たされても生きていればそれだけでいい,「つらいときでも笑っていられる」そんな心持ちを表わした言葉です。さんまさんは,「僕はその時々でハングリーさが出る位置に気持ちを置こうとしてますから,その究極(きゅうきょく)が『生きてるだけで丸儲け』という言葉につながると思う」とおっしゃっています。
それを身体で表現するようにさんまさんは,どんな番組でも全身を使って汗だくになりながらしゃべり続けます。身体を振り乱して「クァーッ」と声をからして笑っています。さんまさんが手を抜いている姿を見たことがありません。「笑いは戦場や」というさんまさんの言葉どおり,共演者と,スタッフと,そして視聴者と戦い続けているのです。
壮絶(そうぜつ)な人生を体験しているからこそ,誰よりも命の尊さを知っていて,生きていればそれだけで十分だ,と考えているのでしょう。志布志中の皆さん,『生きてるだけで丸儲け』なのですよ。