Skip to content

 昨日の明け方から夕方にかけて台風24号が大隅地方に接近し,大隅半島の東側の太平洋上を通過し,地域によっては樹木が倒れたり,家屋が壊れたり,停電のため日常生活に支障をきたしたりと本当に自然の力の大きさを改めて痛感させられました。今回の台風で被災された方々が日常生活に早く戻れるよう心からお祈り致します。
 学校は,周りを森に囲まれているので,大きな被害はありませんでしたが,樹木の枝が折れ,折れた枝と落ち葉が校内に飛び散った状態で今朝を迎えざるをえませんでした。
 そんな中,多くの生徒たちがいつもより早く元気な姿で登校し,「ほうきの目運動」や「あいさつ運動」に参加するだけでなく,多くの生徒たちが自主的に校内に飛び散った小枝や落ち葉の除去作業に取組み,8時を知らせる音楽が流れるときには,折れた枝や落ち葉がキレイに取り除かれていました。
 校門下であいさつ運動と交通安全の声掛けをしながら,先生方と一緒にボランティア活動に自主的に参加し,一生懸命落ち葉を集める姿や折れた枝を運ぶ姿に大きな感動をもらう事ができました。
 また,率先して『場を清める』を実践してくれた君たちの心の成長を実感するとともに気持ち良い朝をプレゼントしてくれた君たちに心から感謝しています。
 君たちの姿は最高でした。本当にありがとう。

  昨日は,しおかぜ公園で曽於地区中学校駅伝大会が開催され,本校からは男子1チーム,女子2チームが参加してくれました。女子チームの5名の選手が襷を繋ぎ、昨年度に続きゴールテープを切り優勝を果たしました。男子チームの6人の選手もひざの痛み等故障に耐えながら最終区まで襷を繋ぎ,ゴールすることができました。
 駅伝は,筋書きのないドラマとも言われ,1人で走るマラソンとは違い,部員全員の願いと絆,そしてチームの汗をすったタスキを繋ぐために走り続ける姿が感動を呼ぶのだと言われます。
 昨日も会場となったしおかぜ公園では,参加した全ての選手に対して,沿道から励ましの言葉や歓声,そして大きな拍手が送られ,会場中が大きな感動に包まれていました。
 これから3年生が直面しようとしている受験は,あくまでも一人ひとりが進路を実現するものなので,1人で走るマラソンに例えられますが,全員が進路選択に対する不安や悩みを抱えながら生活をしているので,一つの目標に向かって走る駅伝に例える事ができると思います。
 約4か月後の私立高校受験,5か月後の公立高校受験を乗り越えるために,学級全員で「十五の春を笑顔で迎えられる」という目標を設定し,協力して学級の雰囲気を作り上げることで一人ひとりの不安や悩みがわずかでも解消され,進路を実現させる大きな力になると思います。
 3年生全員で力を合わせて「十五の春を笑顔で迎えられる」という目標を実現してください。

 今週,2年生と3年生の学年弁論大会が行われ,各学級から選ばれた代表者が体育館のステージに立ち,大きな緊張感とたたかいながら自分の思いを必死に伝えようとする姿に心を打たれました。
 当日,各学級から選出された8名の代表者は,「体験から学んだこと」「友だちとは」「生きる支えになっている言葉」「将来の夢」「時間とは」等について,自分の考えを原稿用紙1枚から2枚にまとめ,具体的な事例を交えながら堂々と発表してくれました。
 また,会場で同級生の発表を聞く生徒の中には,うなづきながら聞き入る姿も見られ,発表者だけでなく聞き手の態度も昨年度の弁論大会よりもはるかに充実したものだったと思います。
 日頃,友だちとの会話は,何も考えなくてもいろんな言葉が泉のように湧き出てくるのに,いざ,人前で自分の考えを発表しようとすると言葉が出てこないという経験をしたことはありませんか。また,緊張のあまり顔が赤くなったり,手足が震えたりした経験はありませんか。
 人前で自分の考えを発表することは非常に難しいことですが,聞き手が,「うんうん」とうなづいてくれたり,「ほぅ」と感心してくれたり,「なるほど」と同調してくれる等の雰囲気を創ってくれると安心して発表しやすくなるものです。
 逆に,隣の人とこそこそ話をしたり,手遊びをしたり,居眠りをしたりする姿が見えると自分の発表が「面白くないのかな」「間違ったことを言っているのかな」と不安になったりするものです。
 弁論大会や集会活動という特別な場だけでなく,誰でも「安心して意見が言える」環境を創っていくことが,一人一人の表現力を高めるだけでなく学級の力を高めることにつながると思っています。
 1年生は,来週,初めての弁論大会を経験することになりますが,発表者と聞き手が協力して素晴らしい弁論大会を創り上げてくれることを心から期待しています。