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先のことが見えていますか

令和4年3月2日(水)
先のことが見えていますか
 子どものころから目標を持っている人は,先を見てエネルギーを注いでいます。例えば,ずっとスポーツを続けているとか,ダンスをやっているとか,楽器や歌を習っているなど,プロになることを夢見ている人たちです。
 実際にプロになれるかどうかはともかくとして,そこに近づくためには,どういう方法があるか,どういう道を進めばいいのかを真剣に考えています。
 そのためには,どこに進学してどの部に入ればいいのか,今何をすればいいのか,中学校の今の時期から将来を見据えて動いています。
 パティシエになりたいとか,トリマーになりたい,といった夢をもっている人も,どういう学校でどのような技術を磨けばいいかを具体的に考えています。
 やりたいことがないという人は,ぼんやり過ごしがちです。それは,先のことを具体的に思い描けないからです。実は,ぼんやり過ごしている人は自分自身の可能性を狭く(せまく)してしまっているということです。
 もし,はっきりと自分の将来に対する目標を決めていないのであれば,とりあえず,どの分野にでも進めるようにしておく必要があります。
 それは,どういうことかというと,「勉強しておかなければならない」ということです。それが,学校の勉強の一つの意味です。
 何をしたらいいのか分からないと,迷っているのなら,勉強するのです。何にでもなれるように,幅広い知識を身につけておく。それが将来への準備になります。未来の自分に対して,今できることを先行(せんこう)投資(とうし)するのが勉強の意味です。
 また,友達と将来のことを真面目に真剣に話し合うのは大切です。真剣に話してみると,将来の準備を着々と進めている人がいることに気付けるかも知れませんよ。