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節分

令和4年2月3日(木)
節分
 恵方(えほう)巻(まき)を食べたり,豆まきをする節分の日ですが,2月3日に固定されていると思っている方が多いのではないかと思います。しかし実際には2月3日に限ったことではなく,立春(りっしゅん)の前日が節分の日とされています。
 昨年,2021年は立春が2月3日になる関係で2月2日が節分の日でした。節分の日が2月2日になるのは,1897年以来124年ぶりなのですが,今後も2025年や2029年の節分が2月2日になり,2月2日が節分の日となる年も今後もあるようです。
 本来,節分とは季節の節目である「立春,立夏(りっか),立秋(りっしゅう),立冬(りっとう)の前日」のことで,年4回あります。旧暦では春から新しい年が始まるので,立春の前日の節分(2月3日頃)は,大晦日(おおみそか)に相当する大事な日でした。そこで,立春の前日の節分が重要視され,節分といえばこの日をさすようになりました。
 昔は,季節の分かれ目,特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられており,さまざまな邪気(じゃき)祓い(ばらい)行事が行われてきました。おなじみの豆まきも,新年を迎えるための邪気祓い行事として続いています。
 今日の節分を機会として,より良い節目にして次に向かって進みましょう。