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誰よりも三倍,四倍,五倍勉強する者,それが天才だ

令和3年10月7日(木)
誰よりも三倍,四倍,五倍勉強する者,それが天才だ
「誰よりも三倍,四倍,五倍勉強する者,それが天才だ」とは,現在1,000円札の肖像画にもなっている野口(のぐち)英世(ひでよ)の名言です。
自分は才能がないと思い込んでいる人でも,努力さえすれば天才になれる可能性も十分にありますし,そもそも,誰よりも何倍も努力できること自体が天才であることを意味しています。
では,野口英世が言うような,「人の3倍,4倍,5倍努力する」ことは,果たして時間的に可能なのでしょうか?
たとえば,受験勉強を例に考えてみましょう。人が1日8時間勉強するなら,自分は2倍の16時間勉強する。もっとも,睡眠時間や食事・お風呂・休憩時間を計算すれば,時間的には14時間が限界です。これ以上やると,集中力が落ちてしまうので意味がありません。この時点で,人の1.75倍。
ですから,土日祝日をフルに利用するのです。世の中の人は,だいたい土日祝日は気が緩んで休んでしまいます。普通の人は,平日5日間で,8×5=40時間。土日2日間で,4×2=8時間。合わせて,48時間。一方,努力する人は,平日5日間で,14×5=70時間。そして,土日2日間で,14×2=28時間。合わせて,98時間。結局,自分の持てる時間をすべて費やして,なんとか2倍です。本校では,家庭学習を120分と言っていますので,普通の人が1日2時間程度しか費やさない分野であれば,その4,5倍(8~10時間)を費やすことは時間的に可能です。
しかし,実際は受験勉強のように,厳しい競争がある分野では,普通の人でも1日8時間ぐらいは費やしています。その2倍もの努力をするのはとてもきつく,辛いと思います。しかし,その辛さに打ち勝って「天才」と言われる人に近づくことはできることでしょう。