Skip to content

時間は「ある」ものでは無く,「さがす」もの。そして更には「つくる」もの。

令和3年5月6日(木) 
時間は「ある」ものでは無く,「さがす」もの。
そして更には「つくる」もの。
 テスト前や入試直前で自分自身が必死になっている状態を想像してみてください。このような状態で,「しまった!時間が無い」と時間を求めているはずです。
 そういうときには,ごはんを食べながら勉強するかも知れませんし,歩きながらでも勉強するかも知れません。もっと勉強する時間がとれないか,考えるはずです。
 これが,時間を「さがす」ということです。これをするだけで,時間との付き合い方が変わってきます。
 この一つ上にあるものは,時間を「つくる」ということです。ただ漠然と過ごしていては,時間を作り出すことはできないでしょう。
 それでは,時間を「つくる」とは,どのようなことなのでしょうか。例を挙げて考えてみましょう。
 学校の期末テストが近づいてきました。あなたは毎日数学,英語,理科を1時間ずつ勉強することを始めたとします。しかし,社会や国語の勉強もしなければならなくなりました。どうしたらいいのでしょうか。
 まず,時間をさがしてみましょう。だらだらしている時間をなくして勉強してみましょう。しかしそれでも足りなかったらどうすればいいのでしょうか。
 ここで,時間を「つくる」という発想が生まれてきます。
 この問題を解決するには,三つの教科それぞれを集中して取り組み,45分ずつで終わらせればいいのです。すると,それぞれ15分ずつ,合計45分の時間が生まれます。この時間を社会や国語に充てればいいのです。
 勉強だけに限りません。部活動が忙しくなってきたら,工夫して時間を「つくる」。友達と遊ぼうと思ったら,勉強をやらないのではなく,工夫して時間を「つくる」のです。
 時間を「さがす」,そして「つくる」ことで,時間を上手にコントロールできるようになりましょう。