Skip to content

『東日本大震災』

令和3年3月11日(木)
 今から10年前の14時46分に東日本大震災が発生しました。地震の規模はマグニチュード9.0で,日本における観測史上最大の地震で,「千年に一度」と言われる程の大きな地震でした。地震発生から30分程経った際には東北地方と関東地方の太平洋沿岸部などに巨大な津波が押し寄せ,甚大(じんだい)な被害を与えました。さらには,今年2月13日午後11時8分頃,福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震があり,最大震度6強を観測しました。2011年3月の東日本大震災の余震とみられています。
 そう遠くない将来,南海トラフ地震という大きな地震が起きることが予想されており,私たちが住む志布志市はその地震発生による被害と,津波による被害が発生することが危惧されています。
 地震は,いつ,どこで,どのように発生するのか予測することが難しいのです。地震発生を防ぐことはできませんが,日頃からの備えによりその被害をできる限り小さくすること,言うなれば「減災」が求められてもいます。
 本日,テレビやインターネット等で,東日本大震災にちなみ,地震や津波等が発生した際の避難方法などについて紹介されることと思います。皆さんはもう中学生ですので,地域から保護される立場だけではなく,地域を支え助ける役割を果たすことも期待されています。そこで,自分たちよりも幼い幼稚園・保育園児や小学生を誘導して避難したり,高齢者の方々に何かできることはないだろうかと考えたりすることも大切なことです。
 学校にいるときに地震が発生するとは限りません。休日や深夜,あるいは自分一人で家にいるときに地震に遭遇する可能性の方が高いです。ですから,学校以外の場所で地震が発生したら,自らの命を守ることを第一として,どのような行動をとったらいいのか自分で判断できるようにすることが大切です。
 学校や自宅などで地震に遭遇したときに気をつけることは何か,災害に備えてできることは何か,災害時に地域を支えるためにできることは何かを,今日という日を受け止め,皆さん一人一人がよく考えてください。