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『勉強ができるようになる大切な三つのこと』

令和2年10月21日(水)
勉強ができるようになる大切な三つのこと
 勉強ができるようになるためにはどうしたらよいか,と聞かれることがあります。私は勉強ができるようになるためには,大きく三つのことがあると思っています。さて何でしょうか?
 最初は「覚えること」です。授業で学んだこと,本で読んだことなどを覚えることは大切です。漢字や英単語は繰り返し練習することによって,きちんと覚えることができます。勉強しながら,覚えようとしているのです。
 次は,「理解すること」です。数学や理科などに限らず,どの教科も筋道立てて物事を理解することは,とても大切です。小さいころ勉強ができても,伸び悩んでいる生徒の多くは,分からなくてもとにかく「覚えよう」としていませんか?覚えることには限界があります。覚えるのではなく,この「理解すること」を意識して頭を使うと,結果的に知らず知らずのうちに筋道が記憶に残ります。中学校や高校の学習内容は「覚えること」より「理解すること」が大切になってきますので,「なぜだろう」という疑問を持ちながら学習に臨んでください。
 最後は何でしょう。勉強法で「覚えること」や「理解すること」以外にも大切なことがあります。それは「イマジネーション」です。「イマジネーション」は,想像力と言い換えることもできます。この世にはまだ存在しない考えや,まだ誰も思いつかなかったことを頭の中で考える力です。自分のもっているいくつかの知識や直感を総合して論理的に新しいことを考える力です。この力を使うと,興味がどんどん高まっていき,勉強が楽しくさえなってきます。
 「イマジネーションが大切である」と言った,有名な人物がいます。それはアインシュタインです。アインシュタインは「イマジネーションは知識よりも大切です。知識には限界があります。イマジネーションは宇宙を包み込むほど広く豊かです」と言いました。
みなさんも,勉強の際は,覚えること,理解することに加え,このイマジネーションを豊かにして,楽しく勉強していきましょう。