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『腰骨を立てる』

令和2年4月10日(金)
 皆さんには是非とも自主的・主体的な人間になってもらいたいと願っています。そのために,皆さんが実践する方法は「腰骨を立てる」ことだと言われています。
 皆さん一人一人が自分の主体性を確立するためには,何よりもまず,腰骨を立てることから始めましょう。
 体の中で一番動かない場所はどこでしょう。それは胴体なのですが,その中心とは実は下半身なのです。しかもその下半身の中心こそ実に腰骨なのです。この「腰骨を立て通す」ことで,自主的で主体的な人間に成長することができるのです。
腰骨を立てるには次の三段階があります。
第一,まずお尻をウンと後ろに引くこと。 
第二,次に腰骨の中心をウンと前へ突き出すこと。
第三,最後に下腹に力を入れ,それをできるだけ維持すること。
こうすることによって,上体がとても楽になり,自然にどっしりと落ち着いた人間になれるのです。
森信三という教育学者は,「子どもの教育上,何が一番大事ですか?」と尋ねられたら,ちゅうちょなく「それは常に腰骨を立てる人間にすることです」と答えられていらっしゃいました。
皆さんの授業中の姿勢を観察すると,耐える力が弱い生徒は,腰骨が倒れています。腰骨を立てればシャンとなります。これから腰骨を立て,やる気を出し,そして主体性を伸ばしていきましょう。