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『はきものをそろえる』

 『はきものをそろえる』
はきものをそろえると こころもそろう
こころがそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心も そろうでしょう
この詩は,長野県篠ノ井(しののい)町の円福寺(えんぷくじ)の藤本幸邦(こうほう)和尚(おしょう)の作です。永平寺(えいへいじ)の開祖である道元(どうげん)禅師(ぜんじ)の「脚下照顧(きゃっかしょうこ)=足もとを照らしてよく見る」という教えを,分かりやすい詩として表現したものだそうです。
トイレのスリッパを後から入る人のために“回れ右”して出船型に揃えておくことは,次使う人に配慮するという礼儀でありマナーです。広く考えると,将来の子孫,これからの人類のために,美しい地球環境を残そうとする願いと共通するものがあると思います。『自分さえければ,後はどうなったって知ったこっちゃない』このような考えでは,私たちの子孫が迷惑をこうむります。後から使う人たちのためにスリッパを揃える。この思いやりの習慣をしっかり身につけながら,物事を地球規模で考えられるよう成長してください(Think Globally, Act Locally)。
シンクグローバリィ アクトローカリィ