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令和元年9月5日『伝統とは,それを基に一歩先へ踏み出すこと』

 今,志布志中学校では,全校集会や生徒集会等の場で全校生徒が開始時刻前に集合を完了し,黙想をして開始時刻を待つことは当たり前の姿ですが,2年前は開始時刻になっても集合が完了せず,いつも集会が遅れてスタートする状態でした。
 しかし,その時の3年生を中心とした生徒会や体育大会実行委員の生徒,そして応援リーダーの生徒たちが,体育大会を成功させるために全校生徒に「練習を時間通りに始めよう」と呼びかけ,体育館で行われた全体練習の時に初めて全校生徒が開始時刻前に集合を完了し,黙想をして開始時刻を待つことができたのです。その時の全校生徒が黙想し開始時刻を待つ姿は,言葉に言い表すことができないほど感動的なものでした。
 そして,その時以来,全校集会や生徒集会等の場で『全校生徒が開始時刻前に集合を完了し,黙想をして開始時刻を待つ』ことが志布志中学校の伝統として受け継がれているのです。
  昨日から2週間後に開催される体育大会へ向けた全体練習が始まり,当たり前のように全校生徒が開始時刻前に校庭に集合を完了し,黙想し開始時刻を待つ姿が見られました。
 『伝統とは,先人が築いてきたものを把握し,それをもとに一歩先へ踏み出すことをいう。』という言葉があります。君たちが今年の体育大会を通して,先輩たちが築き上げた伝統を基にどんな事を『一歩先へ』踏み出してくれるのか,どんな伝統を創ってくれるのか楽しみにしています。