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令和元年9月6日『君たちの新たな「一歩」をに期待』

 私は,体育大会の練習,そして体育大会を通して君たちに『心を揃える』ことと『創り上げる喜び』を学んでほしいと思っています。 『心を揃える』こと,そして『創り上げる喜び』を感じることは,決して簡単にできる事ではありませんが,毎日,ほんのちょっとした事,例えば,体育大会練習の入場行進の時に「握りこぶしを握って,肘を伸ばす」事を全員が意識して取り組めたら,整列する時に縦・横を意識して並ぶことができたら,その瞬間『心が揃い』,開会式の隊形や入場行進等の美しい集団行動を『創り上げる』事ができるのです。「400名の生徒の心が揃う」,「400名の生徒で形に無いものを創り上げる」とても素晴らしいと思いませんか。
 そして,『心を揃える』事から毎日の積み重ねがすごい力を発揮することになることも学べるのです。
 今年現役を引退したイチロー選手の言葉に「夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることでいつの日か,信じられないような力を出せるようになっていきます。小さいことを積み重ねるのが,とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」と言う言葉があります。
 イチロー選手が,現役時代行ってきたことは野球選手としてやるべき当たり前のことをやり続けて,それが前人未到の記録につながったのです。
 「400名の生徒の心が揃い,形に無いものを創り上げる」事が,先輩たちが築き上げた伝統を基に『一歩先へ』踏み出し,今まで以上に輝く伝統を引き継ぐことになるのです。君たちの新たな『一歩』を期待しています。