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平成31年1月17日(木)『諦めたらゲームセット』

 24年前の平成7年1月17日,午前5時46分に阪神・淡路大震災が発生しました。阪神・淡路大震災は,早朝まだ多くの方が眠っていらっしゃる時間帯に発生し,大きなビルが倒れたり,高速道路を支えている鉄筋コンクリートの柱が折れたり,何百㍍にわたって高速道路が倒れたりしている様子が朝のテレビ番組で放送され,日本国内だけでなく,世界中の人々に衝撃を与えました。
 先日,阪神・淡路大震災により東海道本線が寸断され「陸の孤島」となった神戸市の様子と震災当初は少なくとも2年以上はかかると予想されたJR六甲道駅の復旧工事の様子,そして,その駅舎の工事をわずか74日間で成し遂げたという実話を基にしたドラマが報道されました。
 今までの工法では駅舎の復旧の方法を見いだせない中,現場を指揮する技師が「諦めたらゲームセット,何も変わらない。」という言葉がとても印象的で心に強く刺さりました。
 昨日から寒さが少し厳しくなり,「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席」の状況があまりよくありません。私が7時前後に出勤する途中,毎日必ず暗がりを学校へ向けて歩いている生徒を見かけます。「何時に家を出たのかな。気をつけてな。」と車中より声をかける日々です。
 また,校門下で登校指導をしていると寒い中,風を切って自転車で登校する生徒,志布志小学校の方からきつい坂を上がって来る生徒等の姿を見ると「ありがとう。今日も1日頑張れよ」という声をかけたくなるものです。
  「諦めたらゲームセット,何も変わらない。」,今,生徒会が一つの目標として取り組んでいる「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%達成」も「100%実現なんて無理」「僕一人ぐらい大丈夫」と諦めてしまったら,何も変わりません。他にどんな目標を掲げたとしても同じことの繰り返しだと思います。
 2年以上の工事期間をわずか74日間で成し遂げた工事関係者の「諦めたらゲームセット」という言葉を心にみんなで挑戦してみてください。