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平成31年1月18日(金)『「ボランティア活動」の必要性や役割を再確認』

 昨日,24年前の平成7年1月17日に阪神・淡路大震災が発生し,人命や建物,そして交通網等に甚大な被害があり,神戸に住む多くの人々はその被害の有様に絶望し,家の前で泣き崩れる人が多く見られました。
 しかし,その地震によって破壊され尽くした街並みや道路,そして絶望のあまり,そこに立ち尽くす人々の姿を映し出す報道を見た全国の人々が,街の復旧作業の手伝いをするためにリュックを背負い,そして,食糧難に苦しむ人々のために食料を積んだトラックが神戸を目指して集まったのです。
 今,「ボランティア活動」という言葉が当たり前のように使われ,全国で様々な自然災害が発生する度に,近隣の中学生や高校生,大学生が,そして,全国から多くの人々がボランティア活動に率先して参加する姿が報道されますが,実は,全国からボランティア活動のために人々が集まるようになったのは,阪神・淡路大震災がきっかけだったのです。
 また,その後『ちょボラ』-「ちょっとしたボランティア」が提唱されるようになり,ボランティア団体に入ったり,被災地に行くといった大がかりなものでなく,日常生活の中で出来るちょっとしたボランティア,「ゴミ箱の周りに散らばったゴミを片付ける。」「車椅子の人のために道をあける。」「お年寄りがバスから降りようとするときに手を貸す」等といったボランティアが社会の中に広がっていったのです。
 今,学校では,生徒会が中心となって「あいさつ運動」や「「ほうきの目運動」,「ごみ拾い運動」等への参加が呼びかけられていますが,決して十分な参加とは言えません。
 ぜひ,この機会に「ボランティア活動」の必要性や役割について再度考える機会にしてください。そして,多くの人が当たり前に「ボランティア活動」参加する雰囲気を創り上げていってください。