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平成30年11月5日(月)

 先週末,ある女子高生の投稿文を見つけ,彼女の想いに大きな感動をもらいました。
 彼女は,小学1年生の時からガールスカウトの活動を行い,世界には安全な水を求めて,毎日長い距離を水を汲むために歩いている女の子や女性が多くいて,学ぶことや働く機会が失われていることを知ったそうです。
 そして,彼女は,自分も歩いてみることで,少しでも世界の女の子や女性の気持ちに寄り添えるのではないか,そして,「今まで当たり前だと思っていたことが,世界でも当たり前になる」ことを訴える機会になると考え,今までは自転車や自動車で通っていた学校までの片道3.9kmの道のりを毎日歩いて登校することにしたそうです。
 今回紹介した女子高校生は,「水汲みに時間を奪われる女の子や女性の視点に立ち,よりよい社会」を目指すということを目標に,「歩いて登校」というアクションを起こしました。
 11月に入り,少しずつ肌寒さを感じるようになってきましたが,学校までの道のりの全てを保護者の方々に送迎してもらうのではなく,途中で車を降りて1kmでも500mでも歩いて登校してみませんか。
 歩いて登校したり,自転車で登校することで,自然の変化だけでなく,君たちの安全を見守ってくださる地域の方々とのふれあい,早朝から仕事の準備をされる方々の姿等多くの事を発見できるメリットがたくさんあります。
 このように,君たちは,毎日の通学や下校を通して,豊かな自然に囲まれ美しい四季のある故郷と人情豊かな風土を肌で感じ,そこに育っていることの素晴らしさを実感できるのではないでしょうか。
 ぜひ,多くの生徒が,季節の変化や人情豊かな風土を肌で感じるためにも,徒歩や自転車で登下校してくれることを期待しています。