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令和3年11月16日(火)
わからない問題は,解説を読んでから先生に聞きましょう
自分でワークなどに取り組んでいる際に,わからない問題が出てくることがあります。そんなとき,何とか自分で解けないかと粘りたくなる気持ちもわかりますが,わからないことで悩んでいるのはもったいないです。先生に聞けるものであれば,是非聞きましょう。
しかし,先生に聞く前に,自分の力を伸ばすポイントがあります。それは,先生に聞く前に,一度自分で答えと解説を,しっかり確認することです。このステップを踏むことで,ただの「わからない」が「解説にある○○の部分がわからない」に変わります。わからないところやその理由が自分にもだんだん見えてきて,先生にも具体的な質問ができるようになってくるのです。
自宅でワークの丸付けをするときも,ただ○とか×とかを付けるだけでなく,その間違った問題の解説をよく読んで,つまづいたところをきちんと確認してください。
私も,過去の経験から,「先生,この問題がわかりません」と発言していた生徒は伸びにくく,「この問題のこの部分は,なぜこうなるのですか」と具体的に聞いてくる生徒は伸びると感じていました。
どんな問題も,解けないのには理由があるはずです。解けない理由を理解しないと,先生に教わっても,またすぐ「わかりません」となってしまいます。
「何が分からないかが分からない」では,手のうちようがありません。しかし,自分でつまずいているポイントが分かれば,解決策や対策が自分で打てるようになります。そして,分からないが分かるに変わっていきます。

令和3年11月15日(月)
どんなに疲れて,へこんでいても,勉強しない日はつくらない
 部活動で疲れたり,友だちとの人間関係で落ち込んだり,中学時代にはいろいろなことがあるものです。でも,それらを理由に1日でも完全な勉強オフ,即ち勉強をしない日をつくることは避けましょう。勉強しない日があることは,マイナス面が大きいからです。
 そんな日は,5分だけでもいいので,絶対に何か勉強してください。少しでも勉強をすることで,「今日は何もしなかった」という罪悪感(ざいあくかん)が軽くできますし,今頑張っている緊張の糸を切らずに済むからです。
 これは,何かに落ち込んでへこむことが悪いという意味ではありません。へこむようなことがあったときには,思いっきりへこんで構いません。しかし,そんなときでも,勉強だけは少しでもやりましょうということです。
 志布志中に限らず,中学生は全体的に自己(じこ)肯定(こうてい)感(かん)が低い傾向にあります。そこへ,どんな理由があるにせよ,「私は今日勉強しなかったダメ人間」というレッテルを自分で貼ってしまうと,ますます自己(じこ)肯定(こうてい)感(かん)は低くなり,気分の落ち込みも長引くのです。
 でも,どんなにへこんでいても,英単語10個だけ覚えられたら,「10個頑張ったよね」と自分を肯定することができます。「10個だけ?」と思うことがあるかもしれませんが,あとで気持ちが回復したときに,「あのときは相当へこんでいたけれど,少しだけでも頑張れた」と思うことができるでしょう。そう思えることが受験などの壁を乗り越えるために欠かせない自己(じこ)肯定(こうてい)感(かん)を損なわずに済むことにつながります。そして,勉強のリズムも,大きくは乱れないのです。

令和3年11月12日(金)
助走(じょそう)期間が長いほど高く遠くに跳べる
皆さんの中には,なかなか成績が上がらない,点数が伸びないと悩んでいる生徒もいるのではないでしょうか。悩んでいる生徒は,今努力している時期は,助走する期間だと考えましょう。走り幅跳びは立ち幅跳びよりも遠くに跳べます。それは,助走があるからです。走り高跳びや棒高跳び(ぼうたかとび)が高く跳べるのも,スピードを上げた助走があるからです。
今は,なかなか成績が上がらず,点数が伸びず苦しい日々を送っているかも知れません。しかし,今は,棒高跳びの長い助走期間であると考えてみましょう。そうすると,ものすごい高い棒高跳びが跳べるような気がしてきませんか。
 Mr.Children(ミスターチルドレン)の「星になれたら」の中に,
長く助走を取った方がより遠くにとべるって聞いた
そのうちきっと大きな声で笑える日が来るはず
動きだした僕の夢 深い谷超えて 虹になれたらいいな
という歌詞があります。
 もしかしたら,助走している皆さんだったら,星に手が届くくらい,虹になれるくらい高く跳べるかも知れませんよ。