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令和3年11月11日(木)
YouTuberとは
 YouTuberは,独自のアイデアや表現をネット動画という手段で,手軽に世界中の人々に発信し,笑いや驚き,感動を与えている人たちです。言葉が分からなくても観る人が注目する動画であれば,シェアされ世界中へ拡散されます。
 YouTuberは独自の動画を次々に撮影・編集し,多くの視聴者を集めて収益を上げています。再生回数を増やすためのアイデアは当然ながら,撮影方法や編集にもこだわり印象に残る動画にしなければなりません。より多くの視聴者に観てもらえるメリハリのある効果的な動画編集技術が必要です。
 パソコンやカメラを使って動画を撮影し,ネット上にアップすれば誰でも自称YouTuberになることができます。しかし仕事として生計を立てていくには,視聴者に支持される質の高い企画力や編集する能力,常に面白いネタを考えられる発想力や想像力,そして,誰をも傷つけない内容であるかどうかを吟味(ぎんみ)する判断力など,努力や工夫は欠かせません。常に進化することも求められます。
 より多くの視聴者の支持を得るには「共感を得るネタであるか」「何かに特化した動画であるか」「ジャンルは世の中のニーズに合っているか」「自分にしか表現できないオリジナリティがあるか」など自身を計画的に売り出して認知度を上げ,自らのキャラクターを確立させることが欠かせません。YouTuberとして知名度が上がり動画のチャンネル登録者数,再生回数が増えれば,企業と契約を結び,コマーシャル動画や商品の紹介動画を制作したり,書籍の出版,講演,テレビ出演など多方面で活躍したり,広告収入を得たりするチャンスも出てきます。
 しかし,簡単なことではありません。そして,一度たりとも失敗は許されません。なぜなら,一度でも失敗すれば,炎上し,批判され続けることからは免れないからです。
 YouTuberという仕事が出てきたのは,ここ数年のことです。これからもこれまでになかった内容の仕事が生まれることでしょう。志布志中の皆さんは,変化に対応する力も身につけられるように努めましょう。しかし,決して迷惑系YouTuberなどには,なってはなりません。

令和3年11月10日(水)
「いい仕事」とは
 皆さんは,いい仕事とは,どんな仕事だと思いますか。安定していて,楽にお金をもらえるのがいい仕事なのでしょうか。楽なことはいいことだ,と皆さんが思っているかも知れませんが,それは本当でしょうか。
 安定していて,失敗もない人生は,楽しいでしょうか。確かに楽かも知れませんが,私は少しも楽しくないと思います。
 ものすごく簡単で,居眠りしながらでもできるゲームがあるとします。それを永遠に繰り返しクリアし続けたら,楽でしょう。しかし,とてもつまらないでしょう。もしそれが仕事だったら,心が折れてしまうくらいのストレスになってしまうかも知れません。
 皆さんの能力や自信は,失敗や成功の繰り返しの経験で身についていきます。安定して楽なことはただの繰り返しです。何の経験にもならないから,能力や自信も身につきません。
 そうすると,だんだん何もできない人になり,誰からも必要とされなくなってしまいます。せっかく生まれてきたのですから,あまりにももったいないです。人生は一回しかないのです。
 皆さんには,苦しいことも失敗も経験して欲しいと思います。そして,失敗のその先にある成功の喜びを味わってもらいたいです。困難をくぐり抜けたときに手に入る自信を,その手にしてもらいたいです。
 失敗を何度もしても大丈夫です。皆さんには「自分」という最高の味方がいるのですから。

令和3年11月9日(火)
マラソンの給水所
 高校受験までを長期計画だとすると,もう少し小さな区分けで,例えば,定期テストなどまでの1ヶ月の勉強量を決める中期計画や,1週間,1日の勉強内容を決める短期計画があります。なぜそれぞれを区分けするかというと,その1ヶ月,1週間,1日の終わりごとに,「目標は達成できたかな」と自分でチェックするポイントをつくって欲しいからです。
 これは,長いマラソンの間に給水所をつくっていくイメージです。この給水所,即ちチェックポイントがあることで,「今日はドリルをあと4ページ進めないと間に合わない」とか,「今日は目標を達成した」などという勉強のペースもはっきりしてきます。
 この給水所,チェックポイントは,どれくらいつくればいいのでしょう。実は,勉強計画には,決まり切った形はありません。自分で好きなところに給水所,チェックポイントをつくればいいのです。毎回同じ間隔で「予定通りだな」「予定より遅いかな」などとチェックしながら,次の日からの計画を微調整すればいいのです。あくまで自分が必要だと思う給水所,チェックポイントですから,必要なだけ組み入れてみましょう。